【生活科】雑草図鑑~ムラサキカタバミ編~
先日紹介した「カタバミ」の紫色バージョンを発見したのでご紹介したいと思います。
いきなり余談ですが、「カタバミ」は見つけやすいですよね。何と言っても目立ちますから。一回知ってしまうと、気になってしょうがない。もはや、雑草界の王様である「タンポポ」よりも、気になる存在です。
そして、今回紹介する「ムラサキカタバミ」。彼もなかなか主張が激しい。見つけたのは、僕の学校の柱の脇。敢えて、こんな先ずらいところに咲くからこそ好感がもてます。さり気なく彩りを加えてくれる彼らに感謝です。
▶小さな花に旺盛な繁殖力
やはり、「ムラサキカタバミ」も根絶の難しさがあるようです。沖縄県の畑では被害が出ているとか。
その秘密は、
「地下茎」
にあるということです。地下に「鱗茎(りんけい)」を作って増えるのです。「鱗茎」というのは、球根ですね。僕も初めて知りました!
もともとは、江戸時代に園芸用の植物として南米から持ち込まれたようです。当時の人たちも、まさかこんなに増えていくとは夢にも思わなかったはず。
他にも、南米から持ち込まれた「カタバミ」の仲間たちが、雑草化する問題が発生しているようです。「ハナカタバミ」「イモカタバミ」「オオキハナカタバミ」らがいるようです。
雑草ハンターとしては、放っておくわけにはいきません(ただ写真を撮るだけですが)。見つけることができたら、紹介させていただきます。
【参考文献】
稲垣 栄洋 「雑草手帳」(東京書籍)
岩槻 秀明 「雑草や野草のくらしがわかる本」(秀和システム)
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