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【子育て】子どもの「集中力」を阻む、意外な敵とは。

休日は、子どもと散歩にでかける決まりになっているJUNです!

これだけ書くと良いお父さんアピールになりますが、正直な気持ち、僕は家で本を読んでいたいタイプ。しかし、我が家の状況では、1日中家の中で過ごすなんてのは狂気の沙汰。必然的に散歩になるというからくりです。

しかし、散歩は悪いことではありません。むしろ、積極的に取り入れるべきですし、「パパ行こう!」と誘ってくれるだけ、有難いと思わないといけないのかもしれません。

本日は、そんな話題。

あなたは子どもと遊ぶとき、どんなことを心がけているでしょうか。過去記事に、子どもを夢中にさせるには、

「親が子どもの遊びに興味をもってかかわること。」

と書きました。「本気で遊びましょう。」という表現で書いたのかな? 何でもそうで、やはり子どもにとって一番身近なお手本は親御さんです。親御さんが夢中になっていることは、子ども心に、

「楽しそう!」

と、思わせることにつながります。

だから、本好きの親御さんのお子さんは読書習慣が、音楽好きの親御さんの子どもは音楽好きになる可能性が高くなります。

しかし、ここまで「親御さんのかかわりが大切だ。」と書いてきたのですが、そんな環境を阻もうとする新手が現れたのはご存じでしょうか。もしかしたら、既にむしばまれているかもしれません。「もうなくては何も手につかない。」と思うほど、僕たちの生活に入り込んでいる例の「あれ」と「子育て」の関係について書いていきますので、ぜひ読んでいただき、自分の生活を振り返ってみてくださいね。

▶子育てを阻む意外な「敵」とは。

答えを先延ばしにしていると、読まれなくなってしまうかもしれないので、早速結論を。僕を含めて現代人の生きるスピードは増していますからね。答えをもったいぶっていると、あっという間にあきられてしまいます。という文章で4行伸ばしてみましたが、正解は、

「デジタル機器。」

です!!

主にスマホですよね! きっと、多くの方がピンときたことでしょう。おめでとうございます!

しかし、喜んでばかりではいけません。大切なのは、「どのように使っているのか。」ということです。このスマホという存在、僕もスマホでnoteを書いたり本を読んだりしているので便利なことは重々承知しております。ただ、子どもといるときは、少しばかり制限した方が良いのです。

ここで、おもしろい実験を1つ。

頭にカメラを装着して行われた実験です。何をカメラで撮影したのかというと、「子どもの目線」です。その結果から分かったことは、

「幼児は、本能的に親の目線を追っている。」

ということだったのです!

「なるほどなるほど! 勉強になりました。」と、いやいや、ここで終わりにしてはいけません。子どもが捉えた親御さんの目線の先には何があると思いますか。そうです。

「スマホ。」

だったら、どうでしょう。

「一緒に、遊んでいるのに、スマホ・・・。」

と、思うかどうかは分かりませんが、「遊びから注意が逸れている。」ということは確実に伝わりますよね。その結果が大変怖い。研究者は、次のように考察しました。

「子どもが遊んでいるときに、保護者が注意を向けていなかったり、視線があちこちさまよっていたりすると、発達の重要な段階において子どもの注意持続時間の伸びに負の影響が生じる。」

と。

ざっくり言うと、

「親御さんの視線が集中していないと、子どもにも集中しない視線のお手本を見せてしまっている。」

ということになるのです。

これは、まさに「親御さんとデジタル機器の戦い。」なのです! もちろん、相手は強敵です。中毒になる条件をいくつも満たしていますからね。しかし、「子どもと遊ぶときは見ないようにしよう。」という心がけは想像以上のメリットをもたらしそうです!

▶子どもに教えてあげたい「デジタル機器」の影響。

ここまでは、「子どもとの遊び」を話題として書いてきましたが、子どもさんが成長してからも役に立つ情報をまとめます。

これもおもしろい実験です。

初対面の人との会話をしてもらう際、横に「スマホ」を置いて会話をするグループと「紙のノート」を置いて会話をしてもらうグループに分け、その影響の違いを調べた。

という実験です。その結果は、

「スマホを置いて会話をしたグループの方が、相手との関係性を低く評価した。」

というのです。

「スマホは、そこにあるだけで関係性を損なう。」というと、なんだか逆にスマホがかわいそうになりますが、そういうことなのでしょう。

きっと、スマホが悪いというか、「無意識にスマホを気にしてしまう仕草が、相手に対して『自分に集中していない。』という印象を与えてしまう。」のではないかと、僕はにらんでいます。

新しい人間関係を構築していくお子様に、ぜひとも「スマホはしまっておけよ!」とアドバイスしてあげてくださいね!

▶まとめ。

本記事では、「大切なときこそスマホはしまっておこう!」という内容をまとめました。

有名な話。ジョブズさんのようなデジタル界の神のような存在でも、自分の子どもにipadを渡さなかったということですからね。

僕の実感だと、小学校5年生くらいからスマホをもち始める子どもさんが多いように思います。中学校に行くと、部活の連絡がLINEになるそうで。もうそうなったら、デジタル機器から逃れることは実質不可能。

だからこそ、便利なことと危険なこと。そこに付け足して、「失うかもしれない大事なこと。」も含めて約束を決めてみてはいかがでしょうか。

あとはあれですよ。親御さん自らが、デジタル機器を本当の意味でつかいこなしているところを見せつけてやろうではありませんか!!


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