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「才能」よりも大切なものとは。

「才能ってのは、なんでこんなにも分かりにくいんだ!」と一喝してやりたいJUNです。
#隠れている才能が目の前に現れたとき

生き方が多様になり、人生観も広がってきました。

その反面、他者との比較といういらない視点がちらつき、「幸せ」を心から感じられなくなっているというデメリットもあります。

そんな人間界において、「幸福度」を語るには、

「自分らしさ。」

は、欠くことはできません。

そう、他者からとやかく言われたとしても「僕は、今が幸せなんだ!」と胸をはって言えたら、そこに嘘はありません。

しかし、僕も含めた「現代人」の多くは、「ここが本当の居場所だ。」と胸をはることができないでいます。

「もっと、自分に適した仕事があるんじゃないか。」
「もっと、自分の才能は他のところにあるんじゃないか。」

と、雲をつかむようなふわふわ思考をしてしまう。

本日は、そんな話題。

「現代人の病」とも言われる「才能論」についてあきらめがつくような内容をまとめてみました。

もちろん、「前向きなあきらめ」です。
#ほんとうに

さっさと幻想をふりはらって、堂々と自分らしく進もうではありませんか!

▼「才能」よりも大切なものとは。

あなたは、自分の「才能」について多くを語ることができますか。

きっと、むずかしいでしょう。

その理由は簡単です。

「最初から才能が開花している状態になること自体が難しいから。」

です。

メディアから「天才少年現る!」的な発信が流れてくることがありますが、それは間違いなく「才能が開花」した瞬間です。

しかし、それは少数派。

ほとんどの人が、「天才〇〇現る!」と紹介されないまま、人生を生きていかなければなりません。

そして、「自分」を意識し、「未来」を考えたときに、「自分って何が向いているんだろう。」となることがありますよね。

このような”あるある”は、考え方のスタート地点から間違っているのです。

そう、

「自分の才能って?」

と「才能」スタートで考え始めてしまうから難しくなる。

もっと、気楽な考え方としては、

「才能は、磨くもの。」

と、考えるべきなのです。

過去記事にも書きましたが、「天職」なんてものはなく、「どれだけその仕事に情熱を注いだか。」ということが「成果」につながり、自然と「天職」となっていくのです。

だからこそ、「いろんなことを試してみる」ということは大切。

世の中にある数えきれない職業から「これ!」とピンポイントに引き当てることなんてまさに「奇跡」ですからね。

「そうはいっても、ある程度しぼりたい!」というお気持ちも分かります。人生は、永遠ではありませんから。

ここで役立つのは、心理学者のレイモンド・カテルさんが提唱した「知力投資説」です。

ざっくりご紹介すると、

「人が才能を伸ばすきっかけになるのは、『やる気』である!」

ということ。

そう、自分の「強み」を見つけるとき。はたまた、お子さんの「強み」を見つけようとするときは、

「どれだけ『やる気』があるか。」

という視点は、重要な判定ポイントになるのです!!

▼「才能」を伸ばすために大切な「人」とは。

さて、ここまでは、「やる気こそ才能開化への道!」という内容を書いてきましたが、お察しの通り、全てを「個人」に任せていては、「才能開化」にまでたどり着くことは難しいでしょう。

そこで出される問題は、「どんな人が導き手としてふさわしいのか?」という指導者側の問題。

「教師」としては、ここを語るのは勇気がいりますが、事実ですので嘘偽りなくまとめていきます。

心理学者のベンジャミン・ブルームさんの調査がおもしろいのでご紹介します。

ベンジャミンさんは、主要な国際コンクールで見事に最終選考まで残ったピアニストたちにインタビューをしていきました。

そこから分かったことが、

「みんなが、生まれながらに才能に恵まれていたわけではなかった。」

というから希望がもてますよね。

一流のピアニストのほとんどが、「全国レベルで目立っていたわけではなく、最初は、コンクール入賞すらままならなかった。」ということでした。

しかし、「才能は磨けば光る」もの。

「やる気」と「粘り強さ」によって技術に磨きをかけ、超一流のピアニストの階段を登っていったのです。

そして、その影には「優れた指導者」の姿がありました。

その「優れた指導者」の「教える才能」というもの。そこをつきつめていくと、ある1つの能力にいきつきます。

ブルームさんの調査で、ピアニスト本人や親御さんへインタビューをしたところ、決まって、

「思いやりがあり、親切で、寛容な先生だった。」

という話が聞かれたということなのです!!

どれだけスパルタに練習してきたのかと思いきや、拍子抜けするほど真逆の教え方をしていたとのこと。

しかし、言われてみれば納得で、

「とにかく『ピアノが楽しい!』という経験を提供し、なるべくピアノに長時間向かって練習できる子ども。」

を育てていたのです!!

もちろん、「生まれつきの向き・不向き」はあるでしょう。

しかし、そこを補うか、またはそれ以上の結果をもたらすのは、やはり「練習」です。

そして、「やる気」の存在が必要不可欠。

このような事実から考えていくと、「ビシバシ技術をたたきこむ」のではなく、「楽しさを提供することによって才能は磨ける」と言えるのです。

▼まとめ。

本記事では、「桁違いの成果を上げる人たちは、『やる気』で続けた人!」という内容をまとめました。

「僕には才能がないんだ。」とあきらめることはありません。

むしろ、「僕って、どんなことが楽しいだろう?」という視点では、もっておくべきでしょう。

もちろん、子どもさんに対しても「なにをしているときが楽しいのかな?」と探してあげることは、きっとむだではありません。

ぜひ、たくさんのことにチャレンジできる機会を提供しつつ、「やる気」をもって取り組むことを見極め、「才能」を磨くステージへ乗せてあげてくださいね。

▼「サポーター」のお願い。

「子どもの才能を磨ける場」として、現在進行形で取り組んでいるのが、こちら。5月21日(土)10時より、クラファンスタートします!!

子どもの「職業選択」につながるリアルな「学び場」をつくりたい!(公開準備中) - クラウドファンディング READYFOR

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