見出し画像

コロナ禍前の入院との違い

はじめに

4月中旬に卵巣嚢腫で手術入院しました。
6年前の2015年にも同じ病気の手術をしていて、コロナ禍以前と違った事・困った事がありました。
まだまだコロナとの付き合いが続きそうですが、これから手術・入院をされる方の参考になればと思いまとめてみました。

※病院によって細かい規定が異なるようです。私が入院した病院は特定機能病院のためかなり厳重なルールだったようす。こういう場合もあるのかと参考までに見ていただければと。

1.面会・お見舞い不可

私が入院した病院は、入院患者以外は病棟への入室禁止でした。

外来患者が行き来する場所までは付き添いOKだったので、入院・退院のタイミングだけ夫に来院してもらいました。
病棟へ繋がる専用エレベーターがあり、その前まで送ってもらいました。

荷物の受取も原則不可でした。
長期入院をされる方など、荷物が多い方もいます。そういった場合私の病院は、

【患者が荷物を受け取りたい場合】
家族に病院の荷物受付窓口まで荷物を運んでもらう→病院の担当の方が病室まで運んでくれる

【患者が荷物を自宅へ送りたい場合】
看護師さんへ送りたい旨を伝える→看護師さんが荷物の郵送手続をしてくれる。

こんな流れでした。
1週間ほどの入院でしたら、キャリーケース1つ、大きめのショルダーバッグに入る荷物量で問題なかったので、私は利用しませんでした。
料金がかかりますが、パジャマやタオルはレンタルした方が楽です。退院後、洗濯する手間もなくなりますし。

2.手術日の立ち会い不要

手術日は万が一の事があった場合に、報告や同意書を書いてもらうため、家族の来院を求められるのですが、今回は立ち会い不要でした。
同意書については、事前に家族のサインを貰い入院日に提出しました。

手術日に家族の来院は可能ですが、病棟横の待合室までしか入れず、手術前にガラス越しに手を振るだけ、手術後も面会・様子を見る事もできないと言われました。

来院しない場合は、術後主治医から家族へ電話してくれます。
近い時期に友人が別の病院で手術した際は、家族の来院OKだったそうなので、病院によって異なるようです。

夫は手術日に来院する気満々だったのですが、1分程度ガラス越しに挨拶をして、術後の様子も見れない、と言われたタイミングで来院を諦めたみたいです笑
自分も2回目の手術だし、がんのように重病ではなかったため別に来院しなくてもいいよ、というスタンスでした。
大きな手術の方は、結構ご家族も来院していたみたいです。

3.入院前のPCR検査

入院の3〜5日前にPCR検査をしました。入院前の採血やレントゲン検査と一緒で入院患者全員必須でした。今までインフルエンザもかかった事がなく、初めて鼻からの検査をしたのですが、めちゃくちゃ痛かったです笑。検査した鼻の方の目から涙出ました笑


4.大部屋の場合マスク着用必須

大部屋の場合はマスクを常時着用。
個室の場合は外してもいいけど、看護師さんや担当医が入ってきた時は着用するように書類に書かれていました。

手術日、手術室に向かう間はマスクを着用していましたが、手術台に上がったタイミングで「外しますねー」と回収されました。眼鏡やショーツなど手術直前まで身につけていた物を入れる袋を持って行くのですが、外したマスクは袋に丁寧にビニールに包まれた状態で保管されてました笑。捨ててよかったのに笑。
術後は翌日の歩行練習の間まで外したままでした。

病院職員さんも定期的なPCR検査をされていると思いますが、感染経路となり得る可能性が高いのは、外に出入りする職員さんかと思います。
もちろん職員さんは手指消毒や、対策をしっかりしてくださってるので、可能性としてと言うお話ですが。

ずっと着けておくのはわずらわしいですが、術後の弱々な状態を考えると、マスクをしてしっかり身を守っておいた方がいいですね。お腹に傷を負ったまま咳をし続けるなんて無理…。

5.病院内の売店の利用可能時間が決まっていた

私の入院先はコンビニやカフェ併設で、入院患者は17:00〜翌8:00の間のみ利用可能でした。外来患者さんがいる時間帯は使えない決まりになっていました。

以前の入院の時は、日中もパジャマや点滴棒を持った患者さんを見かけたり、自分自身も暇潰しにコンビニに行っていたのですが、これが出来ないのはかなり窮屈でしたね…。

病棟横の待合室に自販機があったので、飲み物が無くなる心配はありませんでした。

手術翌朝、飲み物を飲んでOKになるのですが、その時に飲む分を用意しておかないと、歩行練習が終わるまで自分で買いに行けないので、手術前日に買い込んでおきましょう。
ちなみに大きいペットボトルを買ってしまうと術後飲みづらいので、私は500mlのペットボトルを数本買い貯めしました。
自販機の飲み物は冷たい物しか無かったので、冷たいのが嫌だなという方も、先に買って常温にしておいた方がいいかもですね。

歩行練習後かなり順調で、夕方になったらコンビニ行こう!と思っていたのですが、いろいろ加味して術後2日後からにした方がいいよ、と言われてしまいました…。
術後2日後の夕方に満を辞してコンビニに行った時はすごく嬉しかったです笑。

まとめ

窮屈だと感じる事が多かった反面、沢山の医療者の方々が試行錯誤してくださっているのを強く感じました。
コロナ対策のために通常よりも工数がかかっている事も多いはず。ここは本当に感謝でした。

最後に退院後に感じた事ですが、
街の中に何らかの原因で弱っている状態だけど、なるべく外に出た方がいい人がいる可能性を覚えておいて欲しいです。

病院内は感染対策バッチリ、患者もPCR検査済みで安心できました。
退院後外に出た際に、傷を負って弱った状態でコロナにかかったら…、咳をし続けたら傷の痛みは…、と不安になりました。

術後、腸閉塞予防・体力を戻すために散歩が必須です。近所に大きな公園があり、ジョギングコースになっているのですが、マスクなしのランナーが何人もいて怖くなり、人が少ない道を選んで散歩していました。

術後小走りなんて出来ません。信号がない道路の横断も不安になります。できればゆっくり歩ける公園でリハビリをしたかったのですが…。

抗がん剤を通院で受けたり、髪が抜けない抗がん剤もあります。街中に大きなリスクを抱えたであること見えない方が沢山います。

面倒だからと感染対策を怠る事で、リスクを負う人がいる可能性を、覚えていて欲しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?