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やらせはせんぞ!レーザー兵器『DragonFire』

英国防科学技術研究所(Dstl)が発表したレーザー兵器『DragonFire』の照
射実験。

なんと空中にあるドローンを撃墜するという宇宙世紀レベルの結果に、はねいぬは恐怖した。
だがしかし、宇宙世紀やアフターコロニーにもなれば、人類はレーザ兵器をさも当然のように防げるようになっている。
それにまだできたばかりの兵器、レーザオタクのはねいぬであれば、その対策を100個は思いつく。
100個は思いつくが、ピンク頭の超能力高校生ではないので、実行できることが限られるのが残念だ。

1. あたらなければ、どうということはない?

あたらなければ、きっと本当にどうということもない。
だけど発射を確認してから避けるのは、サイヤ人の王子でも不可能だ。
相手は秒速30000kmのリアル光速、避ける場合にはこちらも光速以上で動かないといけないが、どんなモータやエンジンを積んでもそんな反応速度はでない。
であれば希望があるのは、ロックオンから照射までのわずかな時間でできること。

シンプルに動き回るのはどうだろう?
DragonFireの追尾機能は光速でもないし、マグネットコーティングだってされていないはずだ、追尾機能を上回ればきっといける。

こちら側が防御を展開するのはどうだろうか?
時間的にプラネイトディフェンサーの機動→展開は無理でも、アクティブクロークをかぶるだけであれば間に合うかもしれない。
アフターコロニーならできそうだが西暦2024年でできそうなものは、、、煙幕。
水蒸気とかも効果あるはず。
煙幕や水蒸気でレーザの威力を減衰させている間に、遮蔽物に身を隠したり、雲の中に逃げ込めば撃墜される可能性を減らせる。

2. 所詮は50kW

DragonFireの出力はたかだか50kW。
(きっと薄皮装甲の)ドローンの撃墜までに10秒間の照射を必要とするのだから、ドローンより圧倒的に分厚い装甲を持つ戦闘機や戦闘ヘリを撃墜するためには、20秒とか30秒の連続照射が必要になるだろう。
アレ、あたったとしてもどうということないかも。

撃たれている間に防御対応できそうだが。
しかし、レーザ兵器は当たっていることを検知することが、とっても難しい。
物理兵器は、当たった瞬間に大きな衝撃が発生するから、至極分かりやすい。
翻ってレーザ兵器は、当たっても衝撃はほぼ発生しない。
光速の弾丸だけど、質量がほぼゼロなのがその理由。
静かに破壊が始まり、気づいたころには爆発直前、なんてことは普通にあり得る。
厚さ10cmの装甲で守られた戦車だって、1km先のDragonFireでゆっくりと解体されていくことだろう。

結論

レーザ兵器への対策は、レーザが兵器として使われることを前提にしないと難しい。



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