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漢ならヘヴィメタル「This is メタルジャケット」選手権!

ヘヴィメタルは独特の世界だ。男なら一度は通る道。女、子供はおことわり。実際そんなルールはないのだが、そうなってしまっている気がする。

こちらの作品「魔法少女はメタルを聴く」では、「一般的な女子から見たら、メタルはこういう世界なんじゃないか」を描いている。

主人公、佐々木ほのか(26)はメタルをこう定義する。

……えっとまあ、とにかく激しい音楽だと思ってください。

魔法少女はメタルを聴く 第一話「かぼちゃ女にだまされた」

メタルを趣味とすることをこう思っている。

繊細な乙女にとって、男性の筋骨隆々な肉体美を思わせるメタル世界への積極的な関与を知られることは(実際、アルバムのジャケットにもその手のものが多い)、男子中学生がわいせつな雑誌類購入の瞬間を目撃されたときくらいに恥ずかしいものなのだ。

魔法少女はメタルを聴く 第一話「かぼちゃ女にだまされた」

アルバムジャケットの感想にいたってはこうだ。

ジャケットの絵が大仰というか、大げさすぎて、なんだか笑えてくるのだ。
戦車が砲身からすごいビームを出していたり、宇宙空間をバックにドラゴンが暴れていたり、髪の長いおじさんのギターから炎が出ていたり。思わず、くすりと笑ってしまった。まわりのお客さんに睨まれ、萎縮してしまう。

魔法少女はメタルを聴く 第3話「なんか、ぜんぶむなしいんだよね」

先輩魔法少女リカさんはもっとひどい。

肩がぽんと鳴った。リカさんの手だった。「その感覚を大事にして」と彼女は言う。「それが良質な魔力のひとつの基準になるから」
はい、と返事はしたものの、それって……ださいほどいいってこと?

魔法少女はメタルを聴く 第3話「なんか、ぜんぶむなしいんだよね」

メタルのジャケットはださいほどいい。そういう見方もあると思う。
メタルならではの泥臭い恰好よさ。脳筋の爆発力が生み出す宇宙的スケール。オシャレだとか、女子にウケそうだとか言っていたら、その魅力は絶対に出せない。
独断と偏見で、これはキテる。このジャケットは絶対当たりだ感が全開で漂うアルバムジャケットを選んでみた。

なお、いい例とイマイチな例を最初に示す。

■イマイチな例(ちょっとオシャレ)

メタリカ「セイント・アンガー」

■いい例(脳筋、何も考えていない)

マノウォー「ラウダ―・ザン・ヘル」

さて、ここからがわたしのおすすめジャケットですが、順位をつけず3選とさせてください。正直、秀逸なジャケットがありすぎて、選びきれません……。

マノウォー「ゴッズ・オブ・ウォー」
マノウォー強い、こんなん、なかなか勝てんよ……。

インフレイムス「クレイマン」
イン・フレイムスも強い。マジか、この中二感……。音楽はめちゃくちゃ恰好いい!

イングヴェイ・マルムスティーン「ファイア・アンド・アイス」
俺たちのイングヴェイ。何も言うことはない。

これらに匹敵するナイスジャケットがありましたら、ぜひコメント欄にお願いします。第2回ジャケット選手権を開催するかもしれません。

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