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感動を失った哀しい男が愛する音楽

楽しいと思えることが年々なくなっていく。反比例するように、苦しいことは増えていく。会社の重責、家庭での義務、健康状態……。
友人に近況を聞いたところ、ひとりは工場の機械の一部となり、ひとりは家庭のAIロボットと化していた。世代あるあるなのかもしれないが、我々は何が楽しくて生きているんだか。
そう思ったときに、はっと自分にも心があったんだと気づかれてくれるのが音楽。過去にいろいろ聴きすぎて、心に響く音楽なんてほとんどないのに、いまだに心に届く音楽がある。それは素晴らしいことではないだろうか。以下、こんなやつが何を聴いて素晴らしいと思ったのか、逆に気になる人のために紹介したい。

なお、過去、漫画とアニメについても同じようなことをのたまっております。

第5位:Travis

繊細で、美しい音楽だ。ビートルズ、そしてオアシスから受け継がれた音楽。激しさはないが、これ以上なく正統なブリティッシュロック。ブリティッシュロックの肝は哀愁の絶妙なブレンドにある。アメリカンロックはカラっとしすぎているし、哀愁が行き過ぎると「ヨーロッパ(ヒット曲はフィアナル・カウントダウン)」みたいな大仰な音楽になる(↓)

Travisのブレンド感は、たとえるなら、大人の飲む上質なコーヒーと言える。オシャレなBGMにも最適。それでも、ずっと聴いていると飽きるので5位。

第4位:Bossa Novaのプレイリスト

哀しい男が求めているのは、癒しだ。血沸き肉躍る必要などどこにもない。健康法の記事でも書いたけれど、夜はとにかく脳を休ませろ! 俺たちは最新のトレンドなんて追う必要がない。過去の名作が集まったプレイリストをランダムに流しておけばいいんだ。そして、ふと、過去には見えなかった天才たちの技巧に気づく。

第3位:YOASOBI

これは、哀しい男の頑ななマインドもぶち抜いてくる。かつて、Perfumeにもはまらなかったというのに……。YOASOBIは強すぎるんだ。「小説を物語にする」がコンセプト。ストーリの具現化と強制の術式だ。こちらの記事にたくさん書いたのでこれくらいで(↓)

第2位:the pillows

エイジレス。錆びつくことなんてあり得ない。自らがカッコいいと思う音楽を追求していった結果、大衆を素通りして、アーティストサイドに評価されてしまった! 洋楽の幅広い知識に裏打ちされたオルタナロック。たしかに日本の音楽シーンでこういうのが流行っの見たことがない……。わたしがボーカルの山中さわお氏に物理的に気合を注入された記事がこちら↓

第1位:スピッツ

わたしの記事にスキを押すとお礼コメントが出てくる。気づいている人がいるか怪しいが、10パターン用意していて、そのほとんどがスピッツに引っ掛けたコメントだ。彼らはあまりにエイジレス。いろいろなバンドが生成明滅していくなかで、スピッツは残っていくと思う。人々の記憶にせつない気持ちがある限り。

スピッツはぜんぶ同じ曲に聴こえる? え、わたしはぜんぶ違う曲に聴こえるよ?

以上、哀しい男がおすすめする音楽でした。
もし他にも、哀しい男の心を開ける音楽がありましたら、コメント欄で教えてください。

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