食堂でラジオが聞ける楽しみ

　昨日の昼食時に食堂に降りたら、いつもは有線が流れているはずの食堂で、珍しくラジオがかかっていた。
　どうやら有線の調子が悪くなったみたいで、急遽ラジオを導入することになったようだ。
　確かに少し前から食堂のBGMがやけに小さかったり、そうかと思ったら突然大音量になったりと、有線の調子が悪かった。それがついに全く流れなくなってしまったようだ。

　この時に流れていたのはFm802だった。
　京都で学生をしていた１０数年前は、よく802を聞いていた。しかし大阪に出てきた今ではFmcocoloをよく聞いている。学生の頃はむしろcocoloはほとんど聞かなかったのに。
　これは802に限ったことではないのだが、ここ最近の民放のラジオ局に感じる若い人向けのノリや最新ヒット曲に、今の自分がついていけなくなってしまった。その点cocoloの方が、全体的に番組の雰囲気が落ち着いていて、選曲もちょっと懐かしめの曲が多いので聞きやすいのだ。それだけ自分は年をとったということなのかもしれないが。
　食堂でのBGMに、普段自分ではあまりチョイスしないラジオ局を聞くのも新たな発見があって、またそれはそれでおもしろいのかもしれない。でもどうせラジオをかけるなら、個人的にはやっぱcocoloの方がいいなあと思ったりもする。

　そんな私の思いが通じたのか、昨日の夕食時に食堂に降りたら、こんどはcocoloが流れていた。
　ちなみに今日の朝食時もcocolo、さらに昼と夜は802だった。
　もしかしたらその時にラジオをかけるスタッフさんによって選局が変わるのだろうか。そうだとしたらそれもおもしろいかも。
　これから高校野球やプロ野球が始まるので、そうなったらABCやMBSも流してくれるといいなあと利用者さんも話していた。
　たぶんしばらくの間食堂では有線の代わりにラジオを流すことになりそうな感じだ。これからは食堂でラジオが聞ける楽しみができるのも、ラジオ好きとしてはとても嬉しいことである。