見出し画像

志村さんがいないフジファブリックをようやく受け入れられたところだったのに~フジファブリックの活動休止に思うこと~

 フジファブリックの活動休止を初めて知ったのは、数日前に届いた友人からのLineだった。
 いやあ、ビックリした。そして衝撃だった。よりにもよってなぜこのタイミングで?!と思った。
 ※以下これより個人的に思うことを思いのままにつらつらと書き連ねていく。

 今のフジファブリック、そして長年のフジファブリックファンの方には大変申し訳ないのだが、2009年に志村さんが亡くなられた後、2011年から山内さんのボーカルで再始動してからのフジファブリックを、私はどうしても受け入れられずにいた。
 やっぱ志村さんがいなきゃフジファブリックじゃない!そう心のどこかで思っていたのだ。
 今のフジファブリックのポップな音ももちろん嫌いではない。でも新曲が出る度に、もしも志村さんがいたら、この曲をどう表現したのだろうかと、楽曲のどこかに志村さんの面影を探してしまう自分がいた。
 そんな感じでいつしかフジファブリックの動向をあまり追わなくなっていた。

 そんな中、たまたま聞いていたFmcocoloの番組で、今年リリースされた最新アルバム「portrait」の特集を聞いた時思ったのだ。
 そっかー、これが今のフジファブリックなんだ!と…。
 なぜそう思ったのか、その理由はよく分からないのだが、「portrait」から何曲か聞いているうちに、なぜだかスッと志村さんがいないフジファブリックを、自分の中で受け入れられたような気がしたのだ。
 その矢先に発表された活動休止のニュース。
 志村さんがいないフジファブリックをようやく受け入れられたところだったのに…。
 そう思うとなんだかとても切なかった。

 この発表を受けて、改めて「portrait」をじっくりと聞いてみた。
 全10曲を聞き終えた時、活動休止の発表コメントで書かれていた、「全てを出しつくした」という彼らの気持ちが、なんとなく分かったような気がした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?