小説『葵ガ岡盲学校中学部は今…』をカクヨムコンにも応募したわけ

 最近noteほぼ毎日更新が途絶えているのは理由がある。
 それは第2回ステキブンゲイ大賞に応募した小説『葵ガ岡盲学校中学部は今…!』を、第7回カクヨムweb小説コンテストのキャラクター文芸部門に応募するための読み直しと修正の作業を始めたからだ。
 あれだけステキブンゲイ大賞一筋にがんばって書いた小説を、なぜ締め切りまで後15日ちょっとしかない今になって、カクヨムコンに応募しようと思ったのか。
 それはここ最近のステキブンゲイを信頼していいのか分からなくなってきたからだ。
 ステキブンゲイは自分の作風に1番合っていると思う投稿サイトなので、これからも信じたい気持ちはもちろんある。
 第1回ステキブンゲイ大賞の時は、一昨年(2020年)の大晦日に、1時選考の結果が発表されたので、今回も昨年の大晦日に発表されるだろうと思っていた。
 ところが大晦日になっても、お正月が明けても、1時選考結果が発表されることはなかった。
 いったいいつになったら発表されるのだろうと、今も落ち着かない日々が続いている。
 そのような話を、先日久しぶりに上がらせてもらった物書き関係のスペースで話してみたところ、同じくステキブンゲイで活動している小説書きのTwitterフォロワーさんから、思いもよらない発言が飛び出したのだ。
「もしかしたらこのまま発表されないんじゃないんですか」
たいへんショッキングな話だが、その可能性は充分ありうるかもしれない。
 というのも、何だかここ最近のステキブンゲイは、どこに向かっているのか正直よく分からないと感じることが多いからだ。
 最近のステキブンゲイは、作品の有料公開に力を入れているように思う。
 私もまんまとそれに便乗して、第2詩集『科学実験が好きなあなたと蝶々結びができない私』を有料公開している。
しかしこれと言った動きや変化は今のところない。
 投稿サイト側が作品の有料公開に力を入れてくれるのは、書き手に取っても良い影響に繋がるのでもちろん良いのだ。
 しかしそこを押しすぎているのも何か怪しいなあと思ってしまう。
 もしかしたら大賞賞金を、有料公開で得た収益から捻出しようとしているのではと、ちょっとうがった見方までしてしまうほどだ。
 もちろんそんなことはないと信じたいが。
 さらにそのスペースで別のフォロワーさんが、自分の投稿作品に、「無料」や「有料」と表示されるようになったのがショックだったと言っていた。
 確かにその意見も分かる気がする。
 自分が一生懸命書いた作品を、サイト側からあからさまに無料か有料かで括られてしまうのは、何とも言えない微妙な気分である。
 それとお正月明けぐらいから、突如ステキブンゲイのTwitter上で、「投稿作品をランダムに紹介」というような企画が始まった。
 これもこれで書き手としてはもちろん嬉しいのだけれど、企画がいきなりすぎて、どう受け止めたらいいのか分からないと言うのが正直なところだ。
 と、こんな風に、ステキブンゲイはこれからどこに向かおうとしているのかよく分からないのだ。
 そんな状態で果たして本当に第2回ステキブンゲイ大賞の選考結果が発表されるのだろうか。
 とても不安である。
 もし本当にこのまま選考結果が発表されないとしたら、この長編を書き上げるために、3年間同棲していた元相方との結婚を断って、実家に戻り執筆に専念した去年の1年を、ステキブンゲイからも無駄にされてしまうことになる。
 去年の1年を無駄にされるのは、プライベートだけで充分である。
 そんな時、新着メールをチェックしていて開いたカクヨムからのメルマガで、第7回カクヨムweb小説コンテスト(通称カクヨムコン)の存在を思い出したのだ。
 そうだ、ここにも出してみようと衝動的に思い立った。
 もともとカクヨムにも投稿していたこの小説。
 しかしカクヨムだと自分が書く作品その物が、サイトのカラーや文体に合わないだろうと思っていたので、カクヨムコンへの参加は考えていなかった。
 でもその中のキャラクター文芸部門なら、もしかしたらいけるかもしれない。
 しかもステキブンゲイ大賞が賞金30万円に対して、カクヨムコンは賞金100万円である。
 それにもし書籍化されなくても、コミカライズや映像化のチャンスもあるのだ。
 倍率は高いと思うが、カクヨムコンの方が、受賞したら作品が様々な方向に繋がる可能性が、ステキブンゲイよりも大きいような気がする。
 ステキブンゲイ大賞の滑り止めと言ったらあれだけど、出さなくて後悔するよりも、出せそうなところにはどんどん出した方がいいよね?
 それだけこの『葵ガ岡盲学校中学部は今…!』には力を入れているということなのだ。
 というわけで、カクヨム版の『葵ガ岡盲学校中学部は今…!』も、第7回カクヨムweb小説コンテストのキャラクター文芸部門に参加中である。
 もしよろしければレビューなど応援よろしくおねがいします。

葵ガ丘盲学校中学部は今…! - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894160233

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?