2023年12月の記事一覧
短歌二十三首 【2023年11月まとめ】
【11月の自選六首】
冬の陽に桃いろほころぶ返り花 わたしのなかにふたつの心音
草の穂がささめく空は澄みわたりあなたの名前にこめた秋の香
兆しすらないまま君はいなくなり小さな鍋で食べる湯豆腐
童心のやはきところとしてあらむ ウーパールーパーのましろき膚
若冲の白象の目のやさしさできみはカンバスに雲を描けり
どくけしそうばかりが溜まっていくかばん 意外と世界はやさしいと知った
✼••┈
【11月の自選六首】
冬の陽に桃いろほころぶ返り花 わたしのなかにふたつの心音
草の穂がささめく空は澄みわたりあなたの名前にこめた秋の香
兆しすらないまま君はいなくなり小さな鍋で食べる湯豆腐
童心のやはきところとしてあらむ ウーパールーパーのましろき膚
若冲の白象の目のやさしさできみはカンバスに雲を描けり
どくけしそうばかりが溜まっていくかばん 意外と世界はやさしいと知った
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