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貴方を否定している

「貴方は違う」と
突き飛ばした右手で

まだペンを持っている

本当は羨んでいた
本当は妬ましかった

「誰にでも吐ける言葉」では
貴方に太刀打ち出来ない

特別に成りたかった
まだ未練がましい左手は

一般論と世間体を言い訳に
貴方を否定している

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