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聡明な貴方へ

何でも存在出来る無限の宇宙の中に
孤独を感じてしまうような聡明な貴方へ

何処までも広がる果てない可能性の中の
虚無に気づいてしまうような優しい貴方へ

そこに確かに落ちている自分の影は
はっきりしない不安感や焦燥で

その色を黒だと言えないのは
たくさん在るものを一生懸命考えているから

貴方がそれを辞めたいほど嫌っても
隣で引き留める酷い私を許してほしい

同じものは見られないけれど
私には到底理解など及ばないけれど

そんな無知でさえ些細なくらい
貴方が居るこの場所を愛している

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