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【イベントレポート】エンジニアの祭典「Developers Summit 2023」にCTO森が登壇しました!

こんにちは!ペイルド広報担当です!
2023年2月9日(木)~10日(金)に開催されたITエンジニアイベント「Developers Summit 2023(デブサミ2023)」で、ペイルドCTOの森がスポンサー登壇しました。

プロフィール
Chief Technology Officer 森 雄祐

慶應義塾大学大学院修士課程修了。2012年に株式会社三菱UFJ銀行入社。
デリバティブのプライシングライブラリ開発に従事。2017年8月株式会社Handii(現 株式会社ペイルド)を創業、同年10月より現職。

「Developers Summit (デブサミ)」ってどんなイベント?

Developers Summit(デブサミ)は、2003年から毎年開催しているITエンジニアの祭典です。デブサミでは、コロナ禍に入ったタイミングでミッションを新たに問い直し「デベロッパーをスターにし、世の中のアップデートを加速する」と掲げてきました。デブサミ2023では、さまざまな技術や世の中の動きに「Inspired」され、まわりにいい「きっかけ」をもたらしたストーリーを届けます。そして、デブサミをきっかけに「Inspired」された方が、次のスターへとなっていく。そんな循環が広がるような場を目指します。

デブサミ公式サイトより:
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20230209

エンジニアのみなさんなら一度は名前を聞いたことがあるかと思います。

そして、今回登壇させていただいたセッションテーマがこちら!

4年前にRustで新規プロダクトを開発?!~枯れてない技術の採択にまつわるエトセトラ~

ペイルドが提供するクラウド型法人カード「paild」のサーバーサイド開発言語として採択し、4年間使い続けているRustにまつわる経験談などについて森の想いを30分間で解説しました。

森が登壇したのはデブサミ2日目。
オンラインイベントでしたが、当日は高輪台にある素敵なスタジオに伺いライブ登壇しました。

今回のレポートでは登壇した森のコメントとともにイベントを振り返りたいと思います!

リハーサル中。しっかりめに緊張
本番前の原稿最終チェック中

なぜデブサミに登壇したの?

森:ペイルドを知っていただくこと、そしてRustを使用してのサービス開発に興味をもっていただくために今回参加を決めました。
併せて、Rustの魅力をお伝えすることが大きな理由の一つです。でも、単に『Rustはいいぞ』って連呼しても面白くないだろうなと思いまして、技術選定っていうテーマにして、Rustのしんどいとこについて言及する形にしました。
社内で知見をもつことはもちろん大切ですが、Rustをこれまで使ってきた弊社だからこそ話せるポイントを語りたかったので。

登壇の感想を教えてください

森:デブサミに限らずですが、こうゆうイベントって微妙な感情で出ることが多いんですよ。
僕だけで作ったわけではないのに、まるで僕が全てやりました!みたいな感じになってしまうじゃないですか。
もちろんCTOが開発組織をまとめていくのは当然ですが、うちはメンバー、ひとりひとりが主体的に動いて、開発を引っ張っている組織なんです。

森:ただ、そこは一定折り合いをつけて登壇するんですが、その分ちゃんとやらないとというプレッシャーはありますね。発表内容がしょぼかったとか、つまらなかったという評価になると、これはメンバーの頑張りをマイナスにすることにつながるので。

--事前リハではかなり緊張していましたね(笑)

森:いや、緊張はしてたんですが、今回はもう少し複雑な事情があったんですよ。発表タイトルを、広報担当にダメ出しされて、タイトルを変更したんですけど、こっそり本番だけ元のタイトルに戻したんですよ。で、事前リハで、それがばれないようすることに神経を使ってたんですよね。

--なんじゃそれ…

噂のスライドがこちら

「え!!〜」というフレーズが某漫画の有名なやりとりの一部らしいのですが、ラフすぎるので、カットしていたのに・・・。

デブサミはエンジニア界でどのようなポジション?

森:エンジニアの人なら誰もが知っている、ビックイベントというイメージ。
日本最大のエンジニアイベントということもあり、エンジニア職の方に向けてピンポイントに想いをアピールできるので今回登壇する機会をいただけて嬉しかったです。

今回話しきれなかったことはあった?

森:正直ありまくりです。やはり30分では語りきれないですね。
今回、技術選定というテーマで話しましたが、Rustで開発している現場の空気感や細かなところはイメージがつきにくいと思うのですがそこまで伝えられなかったと思っています。

--今後またイベントに登壇するなら、なにを話したい?

森:もちろんイベントのカテゴリやターゲットなどにもよりますが、今回伝えきれなかったRustで開発するときに気にしないといけないこととか話したいです。

業界的にRustは今後どうなる?

森:うーん、なかなかまだ浸透しきれてないですが、シンプルにもっとみんな使えばいいのに、って思っていますね。

--なぜ浸透しない?

森:単純に若い言語だからですね。もちろん、こまごまとした論点はあるんですが、一番大きいのは若いって部分だと思います。
もちろん使っていく人が増えていくためにはRustの知見が拡散することが重要なので弊社発信でハマりポイントとか、それがクリティカルじゃないよって話とかはもっと発信していきたいです。
また今後私たちが情報発信したことをきっかけに、「Rustを使い始めました!」という声を聞くことができたら嬉しいです。

--いろんな企業が使うようになるためにはなにが必要?

森:徐々に広まりつつはあるので今後使用する人は増えていくとは思いますけど、結局は実績だと思います。

--開発言語において実績があるかどうか、また注目されているかなどの情報収集はどうされているんですか?

森:やっぱりデブサミ的なイベントでしょうね。
盛り上がりとかを知るためであればSNS(Twitter)などを活用することが多いですが、肌感として知ることができるのはリアルなスピーカーがいるイベントになるかと思います。

--では森さんがRustを広めるインフルエンサーにならなくてはですね!

森:それは、ぜひやりたいです!!

--では、当日いただいた質問にもここで回答できたらと思います。

メンバーはRust導入についてどのような反応だった?

森:一番初めは「無」だったので特段なにか決めていたことはなく、とりあえず使ってみたという感じでした。
正直、実際に使ってみて鬱陶しいと思う瞬間もありました(笑)。Rustってガードレールが強い言語なので。

森:なにか変なことをやろうとすると、すぐコンパイルエラーなので大変だと思うこともありましたが、僕含め、メンバーも他の言語をさわってみて結局はRustを導入してよかったと実感しています。

Rust以外に検討した言語は?

森:Scalaも検討しましたよ。現に、Scalaのモジュールもほんの少しですが残っていますね。
フロントエンドとかだと、うちのメイン言語はTypeScriptなんですが、いっとき小さいプロジェクトでElmを使ったりもしましたね。
二つ以上を比較しながらよかったものを選ぶというのを、よくやりますね。

--登壇後のアンケートにも素敵な回答をいただきましたね。

森:はい。「Rustを導入するにあたっての弊害や、Rustを導入するに至ったことなど、様々なことが聴けてとても良かったです」というコメントや、Rustの開発におけるより具体的なpros/consについてもっと聞きたい、という声が多く、参加いただいたみなさんがまずRustを使いたいんだなということがわかりとても嬉しかったですね。

森:そしてRustを使う仲間が増えることでさらにコミュニティが盛り上がっていくので今後とても楽しみです。

最後に一言お願いします!

森:何度も繰り返しにはなりますが、Rustはいい言語ですのでぜひ使ってみて欲しいです。
また、今回のデブサミでは話きれなかったことがたくさんあるのでぜひ気軽にご連絡いただければと思います!

ありがとうございました!!
最後に・・・

ペイルドでは、以下職を中心に一緒に働いていただけるエンジニアメンバーを大募集中です!

・フロントエンドエンジニア
・サーバーサイドエンジニア
・DevOpsエンジニア
・テクニカルサポートエンジニア

そのほか「Rustについてもっと知りたい!」、「森と話してみたい!」という方も是非お気軽にご連絡ください!

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