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【漢文】七夕伝説

長男が幼稚園から帰ってきて、おやつの時間に

「雨の日は、飴の日〜」

とニヤニヤしながら歌って、お菓子箱をゴソゴソ探して飴を取り出していた。

蛙の子は蛙なのか、教育の賜物なのか。


さて、今日は七夕。

豪雨被害もあって七夕祭りどころではありませんね…1日も早い復旧を願っています。

〔梁〕宗懍『荊楚歳時記』牽牛淑女
天河東有織女。天帝之子也。年年機杼労役。織成雲錦天衣。天帝哀其独処、許配河西牽牛郎。嫁後遂廃織絍。天帝怒責、令帰河東。唯毎年七月七日夜、渡河会。
【書き下し文】天河の東に織女有り。天帝の子なり。年々機杼もて役に労め、雲錦の天衣を織り成す。天帝其の独り処るを哀れみ、河西の牽牛郎に許配す。嫁ぎし後、遂に織紝を廃す。天帝怒り責めて、河東に帰らしむ。唯だ毎年七月七日夜にのみ、河を渡り一たび会はしむ。
【現代語訳】天の川の東に織女がいた。天帝の子である。いつも熱心に機織りをして、雲の二色の天衣を織り出していた。天帝は織女が独りでいるのを憐れんで、天の川の西の牽牛郎に嫁がせた。嫁にいってからは、機織りの仕事をやめてしまった。天帝は怒って叱りつけ、天の川の東側に帰らせた。ただ毎年七月七日の夜に、天の川を渡って逢わせた。

1年に1度会えるなら、もうすでに2000回以上逢えてますよねって生徒が言ってました。ロマンチストやな…彼が大人になってからまた感想を聞きたいものです。

天の川はきっと見えませんから、自宅で七夕飾りを飾りましょう。子どもが作った七夕飾り。

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長男曰はく、「線路があれば、雨でも会いにいける」と。ただし、怪獣が下から狙っています。

安井直人

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