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MBTIで、対人関係の悩みを解決するヒントを見つけた話

Livesenseプロダクト・エンジニアの山下です。
先日、チーム内でMBTIという性格について考えるためのフレームワークに関しての勉強会を開催してもらいました。

勉強会を経て「なぜこの人たちは話が噛み合わないのだろう」や「なぜ自分はこの人うまく議論ができないのだろう」といった対人関係の悩みを解決するヒントが見つかった気がしています。

同じように悩む人によって、少しでも役立てる何かを提供できたら幸いです。

非常に有意義な勉強会だなと感じたので、本人の許可を経て記事を書いてみようと思います。

MBTIとは?

日本MBTI協会によると、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)とは以下の様に紹介されています。

MBTIとはユングのタイプ論をもとにした、世界45カ国以上で活用されている国際規格に基づいた性格検査です。

世界中で使われている性格検査のようですね。
日本ではあまり使われているイメージはないのですが、海外ではよく使われているようです。

検査することによって、個人を後述するタイプに分類したり、性格を診断することができるのですが、あくまで目的は診断結果を元に自分をより深く理解し、より生かすための座標軸として用いることとのことです。

診断結果を元に「自分はこのような人間なのか」という認識をし、深く洞察を行うことによって、よりしっくりくるタイプを見つける、ということがMBTIの1番の目的みたいですね。

また、MBTIでは診断にタイプ論というものを用います。
フルーツで例えると、甘さや大きさといった数値化して比較できる評価方法ではなく、イチゴやバナナといった他のものと比較して優劣を決めることができない評価方法をタイプ論と言います。

MBTIではタイプ論を用いた検査となるため、検査結果に対して優劣がないのも特徴です。

この検査によって、自分を知り、他者との違いを認識することによってチーム内の多様性を受け入れる一助になると考えられています。

検査方法は?

公式HPによると、正規のMBTIの検査はJPP株式会社主催のMBTI体験セッション(有料)を通して受けられるそうです。

今回の勉強会ではMBTIの概要に触れることを目的としていたため、簡易的にMBTIで利用されている性格タイプに近いものを出すことができる16Personalitiesというサイトを使って検査を行いました。

16Personalitiesでは無料で気軽に検査を受けられるので、まだやったことない人はぜひやってみてください!

※ あくまで16Personalitiesは簡易的に診断することができるもので、正確にはMBTIとは呼べないとのことです。

※ MBTIを通してきちんと自分を理解したいという方は、JPP株式会社主催の正規のMBTI体験セッションを受講してみてください。

MBTIの16のタイプ?

MBTIでは、以下の4つの項目に対し対象者がどちらよりのパターンを持っているのかを診断します。

16Personalitiesをやった人は、検査結果に表示される4つのアルファベット(ハイフン以下を除く)が、それぞれの項目の診断結果となります。

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それぞれのタイプの傾向に関して、こちらのブログの内容を元に抜粋しています。
より詳しくみたい場合は、上記ブログをみてみると良いかもしれません。

1. 外交的(E) or 内向的(I)

4つのアルファベットのうち1文字目が表すのが「外交的(Extrovert)」もしくは「内向的(Introvert)」のどちらよりのパターンを持っているかになります。

外交的な人は、以下のような傾向があるそうです。
・会話などのコミュニケーションから活力を得る
・他者と関わることによって、元気を回復する

内向的な人は、以下のような傾向があるそうです。
・内省と思索から活力を得る
・静かな空間の中で没頭して思考を整理することによって、元気を回復する

2. 感覚的(S) or 直感的(N)

2文字目は「感覚的(Sensor)」もしくは「直感的(iNtuitive)」を表します。

感覚的な人は、以下のような傾向があるそうです。
・過去から模索することを好む
・革新よりも安定を重視する

直感的な人は、以下のような傾向があるそうです。
・将来の可能性を予測する
・未来をよりよくするために行動する

3. 感情優位(F) or 論理優位(T)

3文字目は「感情優位(Feeler)」もしくは「論理優位(Thinker)」を表します。

感情優位な人は、以下のような傾向があるそうです。
・物事を判断する際に、周りの人の心情を重視する
・行動する際は、道徳的、倫理的な観点を重視する

論理優位な人は、以下のような傾向があるそうです。
・物事を判断する際に、論理的かどうかを重視する
・行動する際は、コストやリスクなどから合理的かどうかを重視する

4. 知覚者(P) or 審判者(J)

4文字目は「知覚者(Perceiver)」もしくは「審判者(Judger)」を表します。

知覚者は、以下のような傾向があるそうです。
・自分の気が向くままに行動する
・リスクを冒すようなチャレンジや賭けを好む

審判者は、以下のような傾向があるそうです。
・綿密な計画の上で行動する
・リスクを冒すようなチャレンジや賭けを避ける

タイプがわかったら何が嬉しいの?

上記項目のそれぞれどちらよりの考えがあるかの組み合わせにより、16のタイプを算出しています。
これにより、自分が何が苦手で何が得意なのかがわかるようになります。

また、コミュニティ内で検査結果を共有することにより、コミュニケーションで課題が発生した時に対応を考ええやすくなります。

「この人は〇〇のタイプだから、このような話し方の方が良いのかもしれない」「あの人は△△な考え方をする傾向のタイプだから、あんな発言をしているのかもしれない」

相手を一方的に決めつけるコミュニケーションの取り方はよくないですが、何か困ったことがあった際に、相手を理解するための一つの要素として捉えると、より最適なコミュニケーションをとる手助けになるかもしれません。

現在、転職会議ではエンジニアが20名前後在籍しており、いくつかのプロジェクトに別れて開発に取り組んでいます。

各プロジェクト内で、進捗の共有や仕様の相談、コードレビューや設計の相談など、コミュニケーションをとる機会はたくさんあります。

自分を深く理解し、また他者の理解にも努力することによって、コミュニケーションによる心理的負担は大幅に減らすことができるのではないでしょうか?


最後に

この勉強会と通して、コミュニケーション方法に幅を持たすことができれば、今まで悩んでいたことも解決できるのでは?と思うようになりました。

自分の考えが相手に伝わらないとき「どうすれば相手の考えを変えられるのか」と考えるのではなく、相手に合わせて自分のコミュニケーションの取り方を変える、といった方がより確実で健全にコミュニケーションを取ることができるかと思います。

転職会議では勉強会を開いてくださった方を中心に、コミュニケーションの透明化を目指し、様々な工夫を進めています。
その中で、ここで話したような相互理解を目指す取り組みも行なっているので、今後どのような効果があったか、また時期が来たらnoteを買いてみようと思います。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!


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