クリスマスソング制作経過報告
「シネマティックミュージック」
HANCEの音楽のジャンルは何ですか?と聞かれたら、僕はそう答えるようにしています。
厳密に言えば、「HANCEから生まれる音楽はシネマティックミュージックでありたい」というのが、正しい表現かもしれません。
音楽に身を委ねる時、日常の不安、悲しみ、苦しみから解放されたい。その瞬間だけでも、人生は希望に満ち溢れ、ドラマチックで浪漫の中にいると感じたい。
まさに映画を観ている時の、あの感覚。
夢現の中に漂うことが、私たち人間には出来るということ。非現実に見えるかもしれないが、それもまた、この世界に用意された、素晴らしい現実であるということ。
そして、その非現実が、乾いた日常に溶け込み、いつのまにか生活そのものが、艶やかに彩られていく。
理想論に聞こえるかもしれませんが、僕にとって音楽はそういうもので、それを生み出し、ファンの方、リスナーの方と共有していくことが、HANCEの活動の軸となっています。
前置きが長くなりましたが、HANCE初のクリスマスソングがもうすぐ完成します。
おこがましくも「ファンタジーの最高峰」とも言えるクリスマスを題材として、感性をフル稼働させ、イメージを膨らませました。
メロディと歌詞が浮かんできたのは12月に入ってから。
HANCE公式ファンチャットで、ファンのみなさんと交流していく中で、自然と浮かんできた、メロディと構想。
不思議とつっかえる瞬間はほとんどなく、歌詞やメロディ、アレンジ、コンセプトなど。
あたかも、予定調和の中、誰かに用意されていたかのような感覚で進んでいきました。
つい数日前から、アレンジやレコーディングに着手し始めたため、残念ながら、今回はデジタル配信までは間に合いませんでした。
よって、youtube上で、リリックビデオのみ、公開する予定です。
プロデューサーの石垣さんを初め、短い期間の中、クリスマス前の公開に間に合わせようと、僕のワガママを聞き、快くサポートして下さった、クリエイターの皆様には心から感謝しています。
時間は数分の短い曲ですが、シネマティックミュージックのエッセンスをギュッと凝縮させています。
「もしかすると自分がやりたかった音楽はまさにこれかもしれない」
と思える程、隅々までHANCEの頭の中のイメージが行き届いています。
この作品を世に出せることを幸せに思います。
「大人の大人による大人のためのシネマティックミュージック」
HANCEの目標、テーマでもあるわけですが、昔少年、少女だったあなたに。
この曲を聴いてもらえたら、幸いです。 HANCE
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