note_煽り運転

科学的に「煽り運転」の発生理由をみていく

こんばんわ、半兵衛です^^

大学院時代は250ccと400ccを日常的に乗っていましたが、煽り運転をされた経験がないなーとこのお題にした時に思いました。

余談――ホンダ・シャドウ400に乗っていましたが、マフラーを改造していて音がとてもうるさかったです(気持ちイイ)!
深夜2時とかによく帰宅していたのですが、住宅街にあったアパートだったので絶対迷惑だっただろうなー。


こんな話は置いといて、煽り運転について今日は見ていきます!

結果だけ見たい方は、下までスクロールしてください。


1. 煽り運転の起源

煽り運転は――1968年イギリスのParryが、

「道路上の攻撃 "Aggression On The Road"」

の中で、攻撃的運転という現象を研究テーマに取り上げたのが起源とされています。
その後、アメリカやカナダ進められ、
最近では、イギリス、フィンランド、オランダの3カ国で攻撃的運転を比較する研究をしています。


2. 煽り運転の定義

2000年、心理学者のTascaは、
煽り運転を――

「不寛容、苛立ち、敵意、および/または、時間を節約しようとする試みによって動機づけられ、意図的に、事故の危険性を高めるような、運転行為」

と定義しています。
次に、Tascaが列挙した煽り運転行為を一覧で示します^^


3. 煽り運転の態様

煽り運転は大きく下記の11種類です。

1. 車間距離を詰める
2. 蛇行運転
3. 不適切な追い越し
4. 路肩から追い越す
5. 不適切な進路変更
6. 他車両の優先通行権を守らない
7. 他車両の追い越しの妨害
8. 合流や進路変更する他車両に協力しない
9. 非常識な速度で運転し、頻繁に車間距離を詰めたり急な進路変更
10. 一時停止を無視
11. 赤信号を無視


4. 年齢、性別、社会的階級からみる煽り運転

年齢が若く、男性が煽り運転をする傾向があるとParryの研究でも述べられている。

2014年の内山の研究では、
「ウィンカーを出さずに割り込む車」
「マナーが悪い車」
に対して怒りを感じるかを、被験者に5段階評価させた。

結果として20代が最も怒りを感じ、年齢とともに怒りは減少するが、60代で再び上昇する結果だった。

確かに、YouTubeでみる煽り運転をする人は若者か老人の二極化している気がしました!


次に、クラクションを鳴らされやすい性別の話です。

1971年、Deauxは――
「車両を青信号の交差点でわざと停止させ、後方車両がクラクションを鳴らすかを試す実験」

において、前方車両の運転手が

男性:52 %、女性:71 %

で後方車両の運転手からクラクションを鳴らされた。

結果、女性が運転する車ほど、クラクションが鳴らされやすいのです。


同様に1968年、Doob and Grossは大衆車高級車かでクラクションの鳴らされやすいかの実験をしました。

大衆車:84 %、高級車: 50%

社会的階級が低いとみられる車両の方がクラクションが鳴らされやすいのです。


5. 時間と場所からみる煽り運転

2004年、Galovski and Blanchardは煽り運転の原因として

ラッシュアワーの時間帯騒音気温湿度

が影響していることを示しました。

2016年、Pfeifferらの研究から、

午後およびに発生しやすい。

しかし、曜日や年には違いがなかったことを発見しました。


6. 心理的にみる煽り運転

前述のPfeifferらの研究から、

相手の運転手の運転行動がきっかけで煽り運転をしてしまったと明言したのが――

60%以上

きっかけとの上位3位が以下のとおりである。

1. 道路の誤った使用
2. 後方車両の進行の阻害
3. 割り込まれたから


7. 煽り運転の原因

ここまで見ていただき、煽り運転の原因は自然環境や対人関係が多いように見られる。

煽り運転をする人間は、運転する以前にストレスが蓄積していることも多くみられる。



やはり、心にゆとりをもって思いやりの運転するのが一番ですね。

とある人の話で、

「宝くじで1億円当たっていたら、怒ることもないだろう!」

という話を聞いて、確かに(飛躍していますが)そうだなと思いました。

やはり、煽り運転をしてしまう人はストレス発散の場を考えてほしいですね。


ここまでで、私なりの結論を出すと――

男でタキシードにグラサンして、高級車乗ってれば煽り運転を受けないのでは?

まーこれは、難しいと思うので軽自動車を運転する時は女性より、男性の方が良いということです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?