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月の店舗維持費15万円・儲け15万円のカレー屋さんが、毎月原価500円のカレーを1000円で600個売る話

 飲食店を経営するには、固定費と自分の取り分を稼がなければならない。
例え話のタイトルだが、理解できればそれはもう立派な経営者の仲間入りだ。客単価と客数を減らさず、トッピングを売る方法を思いついたら、優秀な経営者の仲間入りだ。

つまり、飲食業とは、そういうことなのだ。

 原価率50% 客単価が1000円だと、1ヶ月で600人分の食事を提供することで、お店を維持できる。今、コロナ禍で生き残っている店は、これが出来ているか、不足分を資金調達をして補っている店だ。

 設定単価を5千円にして、1ヶ月で120人をおもてなしするお店もあるだろう。

 盛岡市繁華街の「大通」でのPCR検査が報道されていたわけだが、大通には約300以上の店舗が存在しているとのこと。そこに検査のお願いをするコロナ対策のようだ。
 設定単価5千円という仮定を使ったとしても、この店舗数を維持するのには毎月36,000人の【お客様】が必要になる。

売上規模はなんと1ヶ月で1億8000万円

 しかしこれは、あくまでも店舗維持費15万円と、給料15万円程度の計算である。もっとコストも人件費も安い所もあるかもしれない。
 だがそうなると、単価が下がった分【お客様】の人数はもっと増えてしまう。
 逆に、もっと経費がかかってる。15万なんて高卒レベルだ。そんな経営者もいるかもしれない。それもそれでもっと【お客様】が増えてしまう。40,000人なんて、目と鼻の先である。

岩手県の人口 1,200,357人

盛岡市の人口 288,837人

大通PCR検査予定数 1,300人【盛岡市民の0.45% 岩手県民の0.11%】

大通PCR検査実施数 230人【盛岡市民の0.07% 岩手県民の0.01%】

 99.93%の盛岡市民が、99.99%の岩手県民が関与しなかったわけだが、元々が99.55%と99.9%が関与する予定がなかったわけで、評価も成果もあるはずがない。

 こんな細かい数字の誤差のようなもので真剣に議論しなければならないのは、カラオケバトルの優勝決定戦の時くらいではないだろうか。

繁華街!感染収束なるか!!

楽しそうで何よりである。(`・ω・´)

(0.1%の)2割程度か・・・!くっ・・・!!!!

楽しそうで何よりである。(`・ω・´)


 関係の無かった99.99%の岩手県民の皆さん。本当にいつもお疲れ様です。

100%皆さんの努力の成果です。

 同じく99.93%の盛岡市民の皆さん。大通りの人とギスギスしちゃったかもしれません。息子が砂を一粒食べた事を、幼稚園での異物混入誤飲事件と報道したような感じの、メディアに振り回された自分を許してあげてください。数字は嘘をつきません。

100%市政、県政、報道が招いた誤解です。

 盛岡市の、一定の成果があったという担当者レベルの回答。問題はなかった事にしかできない、公務員の宿命。担当の方、限られた予算で、限られた時間で、指示通り、最大限努力された事を誇りに思います。胸を張って、失敗を恥じていきましょう。(笑)これが成功といい張る辛さ。お気持ちお察しします。

 100万円の借金を背負って、100万円儲けたという心の負債は200万円。まじめな岩手県民は自殺してしまいます。

 そして、10万人あたりの自殺者は、10万人あたりのコロナ感染者をはるかに上回る22.3人です。

 99.99%の人で、0.01%の飲食店従業員を色眼鏡で見ることがどういうことなのか。大局が見えれば、自ずと答えも見える。

 メディアを批判するだけでは何も変わらない。ジャーナリズムの基本はやはり調べることだと思っている。なぜ、岩手のコロナ感染者は出ては消え、出ては消えを繰り返すのか。

以下の通りだ。

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