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新しい積読方式の提案

積読書のはなし。
本棚の積読書は言わずもがな、しかし私の一押し積読方法は
「車に積読方式」

いつだったかのnoteに書いたのだけど、私は赤信号で本を開くドライバーである。
このドライブ形式をとりはじめて2ヵ月たつのだけど、車に積読方式、なかなか良い。
おそらく戸惑われるであろうこの習慣の良さを紹介する。

①黄色信号で確実に止まるようになった

今までは、車の運転は目的地に到着するための手段であり、時折黄色信号を突っ切ってしまうことも…。
しかし、積読方式を取り入れてから、黄色信号は必ず停止する。
なんなら停まりたいくらいの気持ちでいる。停まれば本が読めるから。

交差点に差し掛かると、遠くから歩行者信号をチェックし、青が点滅していたら車を減速(もちろん後続車の迷惑にならない程度に)。
赤になった瞬間にピタッと停まるのがベスト。
交差点は大きいほど良い。赤の時間が長いからね。

②渋滞のイライラが減った

車社会の地方都市において、朝や夕方の渋滞は避けられないもの。
自宅から保育園に向かうルートも例外ではなく、必ず渋滞するポイントがある。
ノロノロどころではなく車がぴたっと停まってしまう。
イライラするよねぇ、こういうの。
でも、本が一冊あれば大丈夫。優雅に本を読みながら、車が流れるのを待つのである。

③隙間時間も楽しめる

私は人との約束に車で行くとき、早目に向かうようにしている。
前述のように、時間帯によって道路状況が変わってくるからだ。
しかし、思いのほか道路が空いていると、予定より早くついてしまうこともしばしば。
そんなときは本を一気に読み進めるチャンス!
手持無沙汰な隙間時間が、文学の時間に早変わりするのだ。


このように、車に積読方式は私のドライブに楽しみを与えてくれている。

最初は適当な本を選んでいたのだけど、最近は積読に最適な本もわかってきた。
短編小説で、文章が軽快なもの。話が抽象的すぎずわかりやすいもの。
信号待ちの間に読めるのは数行~1頁程度だから、そこで切られても楽しめ、なおかつ前方車両や信号を気にしながら読んでも中身が入ってくるもの。
私が今は読んでいるのは「蛇行する月」。次は三浦しをんのエッセイが待っている。
短歌集とかもいいかも。

もちろん、読書は停車中に限り、前方を確認することを怠ってはいけない。
このポイントと選書を押さえれば、ドライブ中の読書は思いのほか楽しめる習慣である。

あなたの車にも、本を一冊、積読のはいかがだろうか。

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