20代最後に初めて髪を染めた話。








私は大学生の時からずっと地毛の黒髪だ。



そんなに真っ黒でもなくて
なかなか気に入っている。




高校生の時、お店で編み込みをしてもらった時に
地毛が赤みがかっていると言われて
赤いエクステを少し入れてもらいながら編み込んでもらった。

それがなんとなく嬉しかったからなのか。




そもそもあまり自分が美容に対してすぼらだからなのか。


周りの人からも、今の髪色が似合ってると
よく言われることがあるからなのか。





自分の黒髪を変えたいと思ったことはあまりなく過ごしてきた。








最近、まつ毛に白髪が発見された。

白髪なんて縁のないことだと思っていたのだが、
まつ毛に。



これから自分の髪に白髪が増えるのかと懸念。



それを見たくないと思った。






もう数ヶ月で30歳である。



30歳だし、なんか特別なことしたいなーなんてことを29歳中ずっと思っている。




いろんなことが重なって。




"よし。髪染めてみよう。"






髪を染めた。







数年担当してくれているお兄さんと悩みに悩んで
少しめくったり、結んだりするとチョロリと
ブリーチハイライトが見えるようにした。
とても控えめに。




営業なのにハイライトなんていれて
会社の人に怒られるんじゃないかという気持ちもあり
自分では思い切った判断だったのだが、





ん?なんかカラー入れた?
金髪くらいしなよ!



なんて言われるくらいだった。









巻かないでふわっとさせたいとかいう
ずぼらでモヤっとした注文を叶えてくれる美容院のお兄さん。





今の地毛の色は気に入っててー
社会人でおかしくない色で。

え?ハイライト?ブリーチ?てなんですか?

ほう。耳だけ色違うのってなんかサルみたいじゃないですか?

あ!奥さんやってるんですね…汗汗

目立たない上に流行ってるならやってみようかな…?






なんていう、今回さらにぶれぶれのモヤっとする注文で
素材を生かして色々考えてくれて
本当に感謝している。




自分では、結んだりめくったりすると
遊びゴコロが溢れ出ちゃってる感があって
気に入っている。

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