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10/27 「帰る場所」になる理由

いやぁ。

二日目にして感無量です

ここが人気がある理由、みんなが好きになる意味が、よく、分かった気がします

長くなりそうなので今日は目次をつけておくよっ


ジオパークってなんだ


朝、7時

ぬくぬくのお布団を出ると、綺麗に晴れた美しい川景色を、ベランダから眺めました


家を出発してジオパークビジターセンターへ

「ジオパーク」って、なに?

家を出てすぐ、けいさんに聞きました

旅をすると、全国でよく行くことがある、聞き覚えのある言葉だけど、実際には何を指しているのかわからなかった

それくらい無知な私でしたが、今日一日で、誰かに説明できるくらいには深く理解しました


ジオパークが何か、説明し出すとそれだけで記事が終わっちゃうので、詳しくは栗原市のサイトでも見てくれよ~ってことで、添付↓

認定されるためには4部門あって、どれか一つ認められればいいらしいのだど栗原はなんとその全部を満たしているのだそう

・火山→栗駒山(ちなみに神の絨毯と呼ばれる紅葉でとても有名な活火山)
・地形・地質→地滑り跡の断層(岩手宮城内陸地震の際、詳しくは後で)
・鉱山→マインパーク(鉛が採れたんだって)
・池沼→伊豆沼・内沼(日本一マガンが帰ってくる湿地)

といった具合に。すごいよなあ。



平成20年の岩手宮城内陸地震の時の地滑りがきっかけでジオパーク認定されたのだそう

恐ろしい災害と向き合いながらも美しい自然と共生していくために

学習の場を設けたり保全活動をしているんだと

今日はその復興活動の一環として行われる、植林祭に行ってきました


栗駒の紅葉と、植林祭


車に乗って栗駒山を登る


どんどん深まる山は、黄色や赤、橙色に色づいて、とても美しい

東北の山の紅葉は、初めて見たけどこれまで見たのとは比べものにならない規模で、周り一面美しい色に包まれた


地滑りがあったという崖の広大さに、被害を想像すると心が痛くなる

それでも毎年地域の人が集まって、こうして植林活動をするのは素敵だなと思いました

刈った草の茅を回収して、その上に落ち葉と土をかぶせて、木の苗を植える

楓やブナの木を植えたの

木を植えるのは初めてだったから、珍しくて楽しかったなあ

午前中だけで結構ハードだったと大人たちは嘆いていたけど、泥まみれにも軽トラの荷台にも、慣れすぎて、平気

少しはたくましくなったなあ、と、嬉しくなりました

紅葉もこんなに山の間近で見ることが出来て、終始感動です

運良くガイドさんにたくさん話を聴かせてもらえて栗駒山にとても詳しくなりました


お昼はだるまやというラーメン屋さんで、カラチャンラーメン(辛味噌)を食べました!美味しかった!


町中がジオパークなんだ


午後になるとジオパークビジターセンターへ戻る

四人目のおてつたび、なべちゃんと合流した

彼女は宮城にはまっていて、栗原はもう三回目らしい笑


そこから施設を案内してもらって、さらに栗原に詳しくなった(宮城が柿や梨の北限であること、冬の厳しい降雪で針葉樹が育たないおかげで一気に紅葉すること、ねじりほんにょという稲の干し方をすること、等)

案内してくれたかおりさんというスタッフさんたちが、その後サンクチュアリセンターという資料館へ

今度は山を下って伊豆沼のそばまで向かう


一日で鳥瞰図で見た地形の上から下までみているのがすごい、、。

自然地形の上に暮らしがある

当たり前だけど忘れるその美しさを思い出す

特にこの栗原という町は

まさに町中が大地の公園なんだなと肌で感じました


ガンたち、おかえり


今日行ったのは鳥の資料館で、この沼で有名なマガンについてたくさん知った


朝、一斉に飛び立ってお米を食べて夜また帰ってくる

これをガンのねぐら帰りというらしく、ちょうど夕方なので、と、みんなで見ることができました


少し雲がかかっていたけれど、夕焼けをバックにもどってくるガンたちは珍しい鳴き声をあげて(通称:キャハン、笑)みんな徐々に帰ってきます

こんなに多くの鳥を一度に見たのははじめてで

湿地という土地も含めてとても珍しく、美しい光景でした

みんなが一生懸命望遠鏡を覗いてるのもまた、素敵


花山蕎麦と、始まりの夜


盛りだくさんの一日も終盤

夜ご飯は、四人そろったから、と、けいさんとだいさん(同じく役所の担当の方)が、おそば屋さんに連れて行ってくれました

予約しないとあかないおそば屋さん「坊の蔵」
ここ花山は、そば粉の栽培地で有名なんだって
お蕎麦屋さんもいくつかあるみたい

車一台がぎりぎりのあぜ道をくぐり抜けた先の小さなお店

お蕎麦なのに、懐石料理
そんなことあるんか、、と驚きました

出てくる料理はどれも体に優しい、品のある料理
地元のものばかり使っていて、体が喜びました
お蕎麦も美味しすぎてびっくりした

おかわりしてたべてしまいました、、(デブ)


けいさんは大のビール好きで、ひとりで4瓶も開けてた笑

酔ったら饒舌なけいさんと、乗っかるのが上手いだいさん

やっと、2人にも、まわりのみんなにも、本当の自分を出せた気がして、ぎゅっと距離が縮まった気がします

本当に本当に嬉しかった
この瞬間から、ようやく始まる、という感じがしました

私の、私らしい旅の暮らしが。


おわりに

そんなこんなでようやく1日が終わりに近づいています

栗原にしてはとても暖かいらしい今夜は、4人であっためた部屋でまったり過ごしています

やっと分かってきたこの土地の魅力
自然、というよりは大地の
人、というよりは住民の
この大地の上にある暮らしの音に、たくさん、帰りたくなる理由を見つけました

また、ゆっくり書くね

明日はおてつたびはおやすみ

農作業を少しする予定だそうです

明日も楽しみにして、眠ります!
おやすみね、また、明日。






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