くまお

株式会社花和産業にて常務取締役兼客寄せパンダを主にやっている人です。 建設業の現実と未…

くまお

株式会社花和産業にて常務取締役兼客寄せパンダを主にやっている人です。 建設業の現実と未来について書いていきます。

最近の記事

経営者というロールプレイには、哲学が必要ではないだろうか

経営者というロールプレイをする上で一般的な仕事ができるということ以上に経営哲学をしっかりと持ち、自分の際限のない欲を矯められることなのではないだろうかというのが最近つくづく思うところでして。  経営者という役割を演じる場合、まず求められるのが独りであることに慣れることだと思うのです。そして感情をコントロールし続けること。  どちらも自由に振る舞うことと対極にあるものですから、そうあることは非常に難しいと思います。経営者という立場であれば自分のお気に入りだけを身の回りに置くこと

    • (株)花和産業の育成方針2023

       ①入社3年以内の離職ゼロ(復職OK)  ②先輩社員が本気で教える社内研修  ③3年生までじっくり育成  2023年度はこの3本柱を軸に社員教育に取り組みます! ①は新卒採用をする上で必ず守らないことだと思っており、 そう考えるに至った理由はまた後ろの方に記述してあります。 ②は2022年入社の社員に離職者が出てしまったことから社内会議でメンター制度が機能していなかったことを反省して、入社後1年はつきっきりで仕事を教える先輩社員を必ず各1名ずつ指名し、これまで以上に責任のあ

      • 採用について(真面目な話)

         2022年度は7名が新社会人として弊社に参加することになりました。  今年は私たちが予想した以上の反響を頂きましたが、彼らに明確なビジョンを提示できたことが今回の反響に繋がったのかなと思っています。  初めて社会に出るときというのは、これから自分が就く仕事について調べてもいまいち分からない。というのが実際だと思います。そうしたときに、これから自分がどうなっていくのか、どういう生活を送ることになるのかをできる限り正確に伝えることで不安を取り除き、社風に合わないかどうかを見極め

        • この仕事を続けても将来が見えないと言われた時。

           せっかくですので、神奈川県横須賀市の片田舎にある株式会社花和産業という小さな建設会社が何故業界の中小企業に先駆けて職人の月給制、完全週休2日制に取り組んだのかというのを今回のキャンペーンに乗じて書きたいと思います。  会社の後継者として経営にようやくタッチできるかどうかという2021年1月のことでした。ちょうどその頃、バタバタと退職者が続いたこともあって先代達が嫌気が差して手を引いたこともあってようやく少し動き出せる。そう思った矢先に3年目の若手社員にこう言われたのです。

        経営者というロールプレイには、哲学が必要ではないだろうか

          完全に週休2日を目指すためのあれこれ

          完全週休2日にするためにまず何が必要なのだろうか。そんなことを3年前くらい前に考え始めたのが始まりだったと思います。ちなみに私、過去最少休暇を記録したのが今の会社で年休79日でした。そういうことを平気で強いる会社は辞めるにしかずですね。大体そこの経営者層は働いてないですからそこに未来はないです笑 実際後にはっきりと発覚したのですが、当時社内を仕切っていた人は全く仕事してませんでした。。。みんな言わないだけで分かってたけどね。  そんな経験をした私は一気に舵を切ってまともな会

          完全に週休2日を目指すためのあれこれ

          建設業について考えてみた

          これから建設業で働くということは、成功するチャンスが多い時期に働き始めることなのではないだろうか。そう思って書き始めてみました。 人手不足、休み不足、賃金不足。無い無い尽くしのままここまで来てしまった業界がこの建設業です。ネガティブな部分を解消できずに来てしまって、それでも続けてこれた会社が多いところにこの建設業の強さがあるし、そのことが業界全体の成長を阻んできてしまったようにも思えます。そのため、建設業界は良くも悪くも競争が少ないのが特徴でどれだけ頑張っても他社に差を付け

          建設業について考えてみた