完全に週休2日を目指すためのあれこれ
完全週休2日にするためにまず何が必要なのだろうか。そんなことを3年前くらい前に考え始めたのが始まりだったと思います。ちなみに私、過去最少休暇を記録したのが今の会社で年休79日でした。そういうことを平気で強いる会社は辞めるにしかずですね。大体そこの経営者層は働いてないですからそこに未来はないです笑 実際後にはっきりと発覚したのですが、当時社内を仕切っていた人は全く仕事してませんでした。。。みんな言わないだけで分かってたけどね。
そんな経験をした私は一気に舵を切ってまともな会社目指して頑張ろうとしているわけですが、これから中小零細規模で取り組もうと思っている方に私の経験を良い意味でも悪い意味でも活かしてもらえたらと思います。
まず最初に。いざやると決めて動き出せば、後から後から旧経営陣から無理な理由と制度としての不備を並べたてられます。彼らからすればとても達成できそうもなく見えるからこれまで放置してきたのですから当然です。ですが、そこはそこ。きちんと活かすべき意見があるのでしっかりと聴き上げてより良い制度の完成を目指すほうが吉と出ると思います。経験は何事にも変えがたい知識ですから、後出しの反対意見に対する不満は一度捨てて傾聴することをお薦めします。あと、やるならば税理士さんなどにコンサルに入って頂くとかなりスムーズに進むと思います。独りでやると問題点に気付かないことも多々あるのでプロのサポートはあるにこしたことはありません。私は会社の危機だったので独断専行でえいやっと進めてしまいましたが、決定後の準備期間のうちにコンサルに入って頂いて改めて完成度の高いものとなるよう整備しています。
次に職人さんを抱える会社あるあるなのが、古き良き時代の残り香、日給月給制度から月給への移行です。これは意外に職人さんからはすんなりと受け入れられました。アンケートをとってみると、かねてからこの不安定な収入を不安に思っていたことがわかりました。若い子は特に顕著で、家庭や子供を授かるときに転職を考えるほど深刻な問題でした。
反対に、経営側からは中々受け入れがたいものだったようで、雨の日の仕事はどうするとか、そもそも職人が日給月給を望んでいるなどの妄言を吐くレベルでしたね。つまり、昭和の経営者は常に自己中心的な考えしかできない時代遅れの存在として扱わないといつまで経っても先には進めない。ということは間違いないところだと思います。中々大変なことだとは思うのですが、どんどん進めて行きましょう。所詮上の人から先にお迎えがくるのです。後で困るのは残された人ですよ?
そして、雨の日の現場ができない日は、工具の整備や、ミーティングに使うと効率的な気がします。今のところ、マニュアル作成のミーティングに使っていますが、普段見落としがちな現場や社員の働き方の問題点を再確認する良い機会になっています。
給与については、休みが増えても維持としました。休日が増えたから生活水準を落とせというのもおかしな話ですから。ただ、これも日給月給を是とする経営者は猛反発するポイントなので気をつけて対処しましょう。仕事に出た日に応じて支払うものだと言う考えは根強いですよ。
ざっと思いついたところでこんなところでしょうか。1番大切なことは、売上に結びつかない、かつ大変なことは自分で取り組むことだと思います。他人任せの制度はやはり機能しないと思うのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?