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伝わるスナップ写真と伝わらないスナップ写真

スナップ写真というのは、ふと目に付いた何気ない景色を撮影した写真のことです。

街を歩いて目に付いたものを撮れば、街スナップ。
旅をして気になるものを撮れば、旅スナップ。
家族や友人との何気ないひとときを撮れば家族(友達)スナップ。
ということになります。

何気ない瞬間や情景を捉えたものですから、そこには作画意図というものが入りにくいかもしれません。
ですので、「ただ何となく撮っただけ」という写真になりやすいのです。

例えば、札幌に旅行に行ったとします。
すすきの交差点に立ったときに、「ここに立つと札幌に来たって感じがするな〜」と思って、ただ交差点の全体をパシャリと写真に撮ります。
もちろん、これもスナップ写真です。
ですが、この写真を見せられたほとんんどの人は、「あ、すすきのですね」としか感想を持てないのです。
なぜならば、そこにはすすきのの何かしらの情景が写っているのではなく、交差点そのものが写っているだけだからです。

これが、一面を雪に覆われたすすきのの交差点であれば、また感想は変わってくるでしょう。
「札幌、寒そう〜!」とか「雪の札幌も行ってみたいな〜」などとなるかもしれません。

でも、そこまでです。
「すごい素敵な写真だな〜」とか「心が落ちつくな〜」「ドキドキする」などとはなりにくいものです。

これはなぜでしょう。

そしてどうすれば良いのでしょう。

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