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気持ちが充実していないと良い写真は撮れない?

被写体にカメラを向けさえすれば気持ちがどうであれ同じ写真が撮れるはずです。
ですので、気持ちと写真の仕上がりは関係ないと思うかもしれません。
でも、それが違うのです。

その理由は2点あると思っています。

他の人に命ぜられて、「この被写体にカメラを向けてきれいに撮りなさい」と言われれば、それなりにきれいな写真は撮れるでしょう。

でも、その写真はきれいであったとしても、写真としての力がないのです。

写真に力があるとは、シャッターを押したときのワクワクドキドキが写真に写っている状態だと思います。
きれいな被写体、カッコいい被写体、寂しげな被写体。
どんな被写体であって、撮る人が「あー、これ撮りたい!!」と思って撮ることが大切なのです。
その「撮りたい」という気持ちが写真には写るのです。

写真教室の講評会などでよくあるのが、「ここは絵になりそうだからとりあえず撮っておこうか」と思った写真。
私が講評で、「とりあえずこれは撮るかな、って感じの写真で、ワクワクドキドキして撮った写真じゃない感じなんですよねー」というと、ほとんど場合、「その通りです。なんとなく撮ったほうがいいかなと思ってシャッターを押しました」という答えが返ってきます。
ワクワクドキドキで撮ったかどうかは、写真を見れば分かっちゃうんですよね。

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