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【詩】ノックをするのは

ノックが鳴ってから
言葉が届く

安心という空間に浮かぶ
たおやかな時間

 
あなたが
ノックをするのは
言葉の柔さも鋭さも
きっと知っているから
とっても知っているから

 
私は何も聞かないけれど
その怯えたような優しさに
精一杯 心の扉を開けよう


「どうぞ 心待ちにしていました。」






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