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【詩】施錠


滲む儚さを持て余し
行く宛を失くした感情は
ただひたひたと 涙に注ぐ
 
贖罪も 慕情も未練も抱きしめて
見送るは 重ねたあまたの時間達

少し揺れてる肩越しに
浮かんで消えた
望んだ未来の暮れ行く姿
 
もう少しだけ・・・


私がこの扉を閉じるから
鍵を掛けるのはあなたの役目






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