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日々を綴る、早く立ち上がりたい

2/13 mon

言ったところでムダだから考えるの面倒臭いです、とつい口から言葉が飛び出した瞬間、あぁ私はここを辞めるしかないんだなと思った。学習性無力感に溺れている自分が嫌だったはずなのにまたそこへ戻ろうとしている。嫌な私だ。こうじゃない、こうありたいのではない。

今までの職場のどこよりもマシだとは思う。けれどそれは相対的によいというだけで、必ずしも私にフィットしているという意味ではない感覚に気づいた。「チームで働く」と入社前に説明を受けていいなと感じたけれど、実際は仲良しサークルって感じのワンマンで役員が気に入らないことは何もできないし常に彼らの顔色を窺っている私がいる。続けられない。明日、明後日のことではないものの、次の身の振り方を考えるべきとしか思えない。たぶんみんな、こんな感じで辞めていくんだろう。パラパラと。ピースが欠けていくようにして。


2/16 tue

痩せたいと思っているはずなのに土曜日にホテルのスイーツビュッフェを予約している私は何なんだ。しかも一人で行く。一人で満足するまで甘いものを食べたい気分なんだよ……。セロトニンが足りていなさすぎる。

火曜日なのでチェロ。帰宅したら19:45くらい。slackに返信しないといけないメンションが複数あるけどそれよりもまずはエントリーシートを書かないといけないとPCを立ち上げる。小説でも論文でも本気で書こうとするときはいつも大体そうなのだけど、白紙のまま長考して〆切間際になって大長編を書き出すの本当にやめてほしい。〆切間際にドバドバ出てくるアドレナリンが悪いんじゃないかと思う。麻薬に似ている。麻薬使ったことないけど。たぶん、〆切間際にだけ出てくる特殊なアドレナリンが私の中では生成されていて、私はそれを恍惚と味わいたくて〆切直前に書き始めるのではないだろうか。Twitterのテンションもおかしいんよ、本当に。

※0時でいったんやめて、朝起きて軽く推敲してから提出した。やっぱりところどころ変なところがあって眠い目を擦りながら出さなくてよかった。情緒的な文章すぎてとてもエントリーシートとは呼べないけれど就活じゃあるまいし別にいいか。これは愛と勇気の物語なのだ。ところでステートメントの勉強をした成果なのか過剰な装飾やいらない一言を削ぐ能力が薄っすら身についた感じがある、今までの私だったら残したままにしたであろう言葉。そうこのスキルが欲しかったんですよ!


2/15 wed

眠くて眠くて眠かった。睡眠不足でぼんやりしていたものの、男性に舐められているというのはそれでもはっきりわかるもので、あぁクソだなあという感情が胸の奥で熾火のように爆ぜる。女に生まれて幸せなことが果たして人生でどれくらいあっただろう。男でも女でも関係なしに幸せなことは多々あったけれど、「女でなければ」感じられなかった幸せなどたいしてないような気がする。不幸なら無限に出てくるが。


2/16 thu

金原ひとみ「アタラクシア」読了。「パリの砂漠、東京の蜃気楼」に始まり「fishy」「ミーツ・ザ・ワールド」に続いて4冊目の本だったのだけど、今までで一番難しかった。何が難しかったのか訊かれると答えに窮するところはあるけれど。狭い世界。絡まったネックレスを必死に解こうとしているような感覚。解いてしまえばきちんと連なっているのはわかるのに、絡まった部分だけを注視しているからいつまでも解くことができないような、寧ろどんどんと複雑にグチャグチャに絡んでゆく、超近視眼的途方もなさとしんどさ。いつも金原作品を読み終わった後は「何も解決しなかったな」と思うのだけどやっぱり何も解決しなくて、砂を噛むような心地で私は現実へ戻る。生きてゆくってこういうことなんだろうなと勝手に納得しながら。


2/17 fri

仕事辞めたい以外の感情が湧かない。


2/18 sat

皮膚科の再診へ行き、ホテルの駐車場へ車を停めてからスタバへ行って本を読み、ホテルへ戻って一人でデザートビュッフェを食べた。紅茶スイーツを楽しみにしていたはずなのにお腹が減りすぎて普通に食事をメインにしたので一番美味しかったのはグリーンカレーで、スイーツは殆ど食べなかった。小食、というほどでもないけれど特段すごく食べるほうでもないので、ビュッフェはコスパが悪いなあと思わないでもないが、特別な空間で摂る食事が好きなのと、美味しいものはいくら払ってもよいような節があるので美味しかったから満足。市内のいくつかのハイクラスホテルのビュッフェへ行ったことがあるがここが一番美味しい。また行こう。

スタバとホテルで一気読みして、安堂ホセ「ジャクソンひとり」読了。面白かった。軽快な文章、不意の場面転換の連続、街中ですれ違うように誰かの人生を覗き見するような感じ。だけどふっと視線を遣った最中には無数の差別が存在して、咽喉にナイフを突きつけられるような苦しさを味わう。個人なんて誰も見ていない、マイノリティを「マイノリティ」という括りで見ている、様々なBlackを「黒人」という括りで見ている、私たちは簡単にその人固有の名前を消してしまう。何度でも読み返せる。


2/19 sun

午前中を寝て過ごしたので作らなければならなかったバナーがまだできていない。コンセプトを考えていないのでデザインが定まらない、これは使いたいというフォントと素材だけが浮遊している。しっかりしてくれ。

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