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ソルティ・ドッグ

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塩日記2020
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#note

多様性って何かということなんだけど、

幡野さんのコラムの炎上から1ヶ月も経ってないんだけどなあ、cakesってバカなの? と、安直な意見しか思いつかないのが本音なのだけど、多様性って無批判に何でも許容することじゃないよと言っておきたくて書いた。 「まず、主上が良い王であるか否か──これは見る人にもより、見る時にもよりましょう。ただ、今回の件に関しては、主上がいかなる王であるかは問題ではございません。剣をもって人を襲うと決めた時点で道義の上では有罪、その罪人に正義を標榜して他者を裁く資格のあろうはずがない」  -

例えここが地獄だとしても

本記事内では、cakes「幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう」に触れています。noteで公開するか迷いました。炎上した当該コラム、及びその後の複数の謝罪文を何度読み返しても、note株式会社あるいは関係者にジェンダーバイアスがあるのは間違いなく、そのような方たちの目に私の文章が触れたために「やはり女は感情論でしか語らない」と(意識的であれ無意識的であれ)思われるのは大変不本意であるため、先に書いておきます。 感情の発露にはおおよそ全てに理由があり、より深い内的動機があってそ

不自由で、わかりにくい

私にはやはり、これまでの個人サイトやブログと同様に、noteをやめたいなと思う日がある。「削除」のボタン一つで、私という存在が世界から消えてしまえばいいのに。消えてしまえればきっといいのに。そう思いながら文字を打つ。縋るみたいに。叫ぶみたいに。言葉を刻んで、自分を切り刻んで、頼むよ、もっと心が痛いままでいさせてほしい。すり減って使い物にならなくなるまで私の感性に鑢を掛けて、真っ二つに容易く折れるまで私の悲鳴を鋭くして。そうしていつか辞めたいよ。世界から消えたい。 小説を書く

「おもしろい」への扉はひらかれている

作家の岸田奈美さんが主催されているキナリ杯がおもしろそうだ。開催ページを何度か読み返しては、私もなにか書いて参加したい欲が湧いている。 リスペクト賞なるものが増設されていて、しかも数が多いのでちょっと笑った。「おもしろいものが読みたい」という岸田さんの間口は本当に広そう。だけど、おもしろいものってなんだろう? 扉の数が多く設置されていて、どの入口からでもパーティーが繰り広げられている大広間へつながっているのだと理解しても、それはかならずしも「ドレスコードはありません」を意味

届いたよ、ハート。

cakesコンテスト2020のために、ものがたりを一つ、書き下ろした。 あの夏のはなし。小説のような、エッセイのような、ただの詩のような。なので、タグはcakesコンテスト以外はつけなかった。自由に読んでもらえたら嬉しいです。写真はあの夏に初めてのスマホで撮りためたものからよさげなのを選んだ。いまもへただけどもっとへただなあと思いながら、だけど、思い出をたどるのは楽しかった。たまに超細目になって高速スクロールするやつとかもあったりして。私たちみんな、若かったし、青かった。

感想とファンレター

 今日(このnoteが載るときには昨日)、パークイン記録と推しに好きを言うためだけに使っている私のウルトラスーパーハピネスアカウント(ツイッター)のタイムラインに、「感想ブロック」「感想もらえない」等の地雷ワードが複数流れてきて、死んだ魚の目になった。タイムラインの外は戦場であるというフォロイーさんの言葉を守って、いまはタイムラインの外にはほとんど出ないし決まったハッシュタグ以外の検索もほぼしていないのに地雷を踏むってなんなの……。死ぬ。  とりあえずもやもやして息苦しいの