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空の花篭、

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ネガティブ日記2019
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2019年9月の記事一覧

優しい人ってどんな人

 優しい人、と評価されるのが、私は苦手だ。  三連休、先週末の持病の発作で体調がぐずついていたのと、それにより自律神経が落ち着かないのとがあって夜中眠れず、深夜テンションでうっかり有料(高額)の占いを申し込んでしまった。で、先般、鑑定結果をいただいたのだが、まあ――「うん、こんなものだよね」という感じだった。  本名不要で、生年月日と血液型を記載してもらえれば霊視します、という占いだったので(なぜそれを選んだのかは私にもよくわからない)、大体、星座占いと血液型占いの掛け合わ

傷つく勇気

 noteのつづけ方、というお題企画が上がっていたので考えてみようと思ったのだけど、悩んだら書けなくなる気しかしなかったので、秒でやめた。  つまり「noteのつづけ方」があるとしたら、一つには、一つの記事で深刻に考えすぎない、ということのような気がする。  毎日気が変わっていいので、今、思っていることを書く。  思考を本だとするなら「今、載せたいページ」を切り取るような感覚だ。そのページはじっくり読ませたいものもあるし、ふわっとした印象だけが残ればいいようなものもある。誰宛

スマートフォンを探して店を渡り歩き考えた「人」と「もの」のこと

 八月の終わりに、スマートフォンのリチウム電池が膨張して裏蓋が外れたので、一週間、ドコモショップとオンラインストアと家電量販店(ケーズデンキ二店舗、Joshin、ヨドバシカメラ、ビッグカメラ)を何度も行き来し、悩みに悩んで、うんざりしながらオンラインストアで新しいものを買った。  本当は、まったくこれっぽっちもびた一文も払いたくないくらい買いたくなかったのだが、現行のスマホは三年前の一月に購入したもので、使用期間がすでに三年八ヶ月になっているし、去年も一度(ドコモショップの

私はつくる、それだけ

何者でもない私の書いたものに反応があり、何者でもない私が撮った写真が誰かの記事を飾る。時々、不思議な気分になる。私が私として存在することを許されている、それだけではなく、ただパソコンのキーボードを打ち、ただカメラのシャッターを切るだけの私の指先が、あたかも小さな魔法を使っているかのような、そんな錯覚さえ抱く。 何者でもない私も、誰かの何かになれるのではないかと、あわい期待が過る。そうなれずとも平気だが、そうであるのならもちろん、嬉しい。 * 文章を書く手が止まる。自らの