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草花と、私。 Vol.2「自分のリズムでいきましょう。」

草花と、私。 Vol.2「自分のリズムでいきましょう。」
書く人:栗城 三起子(草花意匠研究家)

7月も後半になりました。
会津は夏が終わるのかと思われるようなお天気が続いています。

今回は1日の過ごし方について話していきたいと思います。

会津は寒暖の差が激しく、朝晩はとても涼しいです。それを利用して、朝は出来るだけ早く起きて野良仕事をしています。

私は季節によって1日の過ごし方を変えています。
規則正しい生活が良いと言われていますが、私的には、それぞれの生活リズムは各々で決めていけば良いのだと思っています。
例えば、夏は4時には起きたとしても、冬は7時とか。季節毎に予定をフレキシブルに変えて過ごしています。
みんなそれぞれ暮らし方が違うし、こうしなければいけないと決めつけなくて良いと思っています。

私は今、母の介護をしています。私は今年還暦を迎えますが、ちょうどこの年代だと、そのような境遇にある方は多いのではないでしょうか。

子育てとは違う、親の面倒を見る毎日。
自分の都合だけでは予定を立てられないことは沢山あります。
それでも、その状況に振り回されないように、"良い意味で自分ファースト"でいることにしています。
もちろん、しなければいけないことを確認しながらにはなりますが、母にも良いように心がけて予定を決めていきます。

長年母と離れていたのにもかかわらず、急に始まった同居生活。本音を話すとストレスだらけです。
生きてきた時代も違ければ、お互いのルールや感覚も違う。嫌だと思うことを平気でする。頭がおかしくなりそうな瞬間は毎日と言っていいほどあります。
でも、時折見せる母の弱々しくなった姿に、可哀想と思う気持ちや、自分を責める瞬間もあり、「これでいいのか」と思う気持ちは毎日やってきます。

そんな時、自分に言い聞かせていることがあります。
"自分が何かの犠牲になっていて、だから○○ができないと思わないようにすること"です。
なかなか難しいことですが、歳を重ねていく中で、あれもない、これもない、と思うよりも、「これがある、あれもある!」と、少しずつ考えられるようになりました。

このような少しの意識改革が自分の毎日を変えると思っています。
周りに振り回される毎日でも自分を見失わず、前に進むことができるように意識して過ごすことができれば、自分の精神を保ちながら前に進んでいくことができるのではないかなと思っています。

今私が抱えている問題は母の介護だけでなく、その他にも色々あります。
オープンに話せることだけではないですが、とにかく自分が動いてやらなければいけない状況であることは間違いないのです。
代わりがいない中、自分主体で動くことになるのは必然で、少しは母に負担になることがあったとしても、最善を尽くしている中であれば、「それでいい。」と思うことにして日々過ごしています。

ただ、自分で決めていくことには責任を持っていける人でありたいと思っています。

"自分主体で決めていくからには責任を持って"
これが私の思う、"良い意味で自分ファースト"です。

時には自分をゆるめる時間も作って、自分の内面と身体と相談しながら、
あなただけの"自分のリズム"を作ってみてください。


話は変わりますが、今朝柏葉紫陽花を農家さんから分けて頂きました。
また今年も出会えたという想いに、心が躍ります。
美しく仕上がるように乾かして皆様にお届けしたいと思います。

また、朝摘み立ての南瓜も分けて頂きました!夏はこれが嬉しい!
柏葉紫陽花の時期とカボチャの時期を、自分の"7月の記憶フォルダー"の中にインプットしました。
世間で問題になっている野菜不足などが嘘のように、ご近所からたくさん野菜を分けて頂いています。私はとても幸せ者です。

"「知足」 足るを知る"
毎日大変な中、全ての周りの出来事に対して嫌気が差してしまうこともありますが、日々の小さな幸せを大切に、この精神を忘れずに、
自然に溶けていくように暮らしていきたいです。

これからまた暑くなっていくのでしょうか。
お身体に気をつけてお過ごしください。

皆さんそれぞれの、自分のリズムでいきましょう。

Kuriki Mikiko


おまけ写真
廊下で母が庭の草花を眺めながら楽しく過ごせないかなと考えて試行錯誤している写真です(笑)気に入ってくれるかわかりませんが、猫も快適に過ごせるように(もちろん自分も)
あれやこれやと変えてみています。そんなこともまた投稿したいと思います。




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