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小瓶の花飾りとニゲラの話

本日も、部屋の数カ所に置いているミニ植物が元気です。
4月7日にアレンジしたお花中の、元気な植物たちをピックアップ。
ブルーのお花「ニゲラ」のつぼみが咲きそうです。

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【ニゲラ(黒種草)の話】

ニゲラ(和名:黒種草)は、ブルーが美しいのですが、実はこれは花弁ではなくて萼、なんですって。
そういう植物多いですよね~。=「花弁に見せかけて実は萼!(驚)」

この萼はすぐに落ちてしまいます。
落ちた後の姿も撮影しましたが、この形態もまた繊細で美しいですよね。
あえてブルーの萼を落とした状態でアレンジすることもあります。

さらに、ニゲラは地植えの場合、中央の部分がどんどん膨らんで秋には実になります。
(実の形になったものは”フウセンポピー”と呼ばれます)
実の形態がまた、プクーっと膨らんで可愛らしいのですよ。

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ニゲラにも色々種類があって、下にアップした白い植物は「ニゲラ・オリエンタル」の子房。
上の写真のニゲラとはまた違う種類です。

プリザーブドフラワー加工されたものです(脱色されているので白い)。
個性的な形態でアレンジのアクセントになります。

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ちなみに、「ニゲラ」という名前は、ギリシャ語で「黒」を意味する「ニゲレ」からきているそうです。
種が黒いことからこの名前になったそう。

日本には江戸時代に渡来したんですって。
江戸時代の人もこのお花を愛でていたのですねえ。タイムスリップ…!
ニゲラの品種によっては黒い種子には薬用成分が含まれているそうで(毒あるものもあります)、

おそらくこのお花は、原産地でも日本でも、ブルーの姿以上に「種」が昔から注目されていたのかしらと、お名前から想像したりも、します。

気になったお花をちょこっと調べてみるとおもしろいです。

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ずーっと前から参照している花図鑑、amazonを見てみたら中古しか見つからず。
きっと最新のものにはさらにステキなお花が増えているのでしょう。

「お花を傍らに、ちょっとハッピーな日々を。」を合言葉に、花のワークショップを行っています。いただいたサポートは、ワークショップ開催や記事にアップする植物・散歩の費用として、関わる方々の笑顔へつなげていきたいです。お読みくださって、ありがとうございます。