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誰かにとっての。

誰かにとっての1番になりたい。
最近僕がずっと求めていることはこれかもしれない。


この『ただ話を聞く』というサービスを始めたのはうつがちょっと良くなった頃。きっかけは "誰かにとって必要な存在" になりたかったから。

今も昔もずっと「誰かのために」「何かをする」ことでしか自分を評価できないし、それが僕にとっての生きる意味になってしまっている。
そして『誰かの幸せが僕にとっての幸せ』であることはサービスを始めたときからずっと変わらない。今もそう。人を幸せにできたときこそが僕にとって1番幸せな瞬間だ。


そんなふうに「誰かに必要とされたくて」ずっと何かをしてきた。
でも、最近それは満たされつつあるように思う。
この活動でもありがたいことに依頼がない日がないくらいひっきりなしに問い合わせがくるし、色んな方とコラボをさせてもらってる。それに楽しい。
病んだときは多くの方から心配のメッセージが飛んでくるほど温かいサービスにもなってる。ほんとうに感謝している、ありがとう。


でもそれだけじゃなぜか自分が生きる力になり続けないことに気がついてしまった。ほんとは心のどこかで、誰かにとっての1番になりたい。って気持ちがあるんだろう。恐ろしく深く大きな欲望だ。

こうなってしまったのは過去の恋愛だったり色々あるが、1番は"親"だ。
僕は3人兄弟の長男。下二人が手間のかかるとのことで中学くらいからはある程度放置されて生きてきた。親は精神疾患に理解がないし、僕が信頼していない。愛されていたとしても病んでる自分に容赦なく怒鳴る人間からなんか愛を感じられるわけがないだろう。たとえ愛されていたとしてもそれが届かないんじゃ意味がない。多分みんなにとって1番近くの愛してくれる存在の欠乏が僕のこの歪んだ思考を生み出してしまったんだろう。


誰かにとっての1番になりたい。


ずっとずっとそんなことを考えてる。
多分そんなことが叶うこともないことを知っていながら。
人はどうせすぐ移り変わるものだと知っているから。


『自分で自分を幸せにできないといけない。』
きっとそれができたときこそがうつを寛解させられる時なのかもしれない。
誰かにとっての1番になりたいけど、そうじゃなくたって満たされたい。
そんな奥深くに眠った欲望に気づいてしまいました。


ではまた!

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