あの時はチャリ10分で行けた
大学院の時、自宅から銀閣寺まではチャリで10分の距離でした。通っていた学校からなら多分5分。しかし、私はこの人生で一度も銀閣寺に行ったことがありません。
寺社仏閣が好きだったので、京都に住んでいた時には、色んなお寺や神社を巡りました。仁和寺、晴明神社、鈴虫寺、東寺、三十三間堂etc・・・・・・。バスを何本も乗り換えて行ったこともありました。
だというのに、チャリで10分(徒歩でもせいぜい20分)の銀閣寺に行ったことがないのです。いつでも行けると思っていたから。
もう一つの理由として、雪景色の銀閣寺への憧れが強すぎたということもあります。かつて写真で見たそれを、実物で見たくて、雪が降るのを待っていました。しかし、私が京都に住んでいた2年間、雪はほとんど降らず、降っても積もりませんでした。そして、2,3度積もった際は授業が詰まっていて・・・・・・。シチュエーションに拘らず、行けば良かったと、今では思います。
社会人になってから、京都には何度か行きました。しかし、やはり銀閣寺には行きませんでした。なんであの時行かなかったんだろうという後悔と、向き合いたくない。今更行くのが何だか悔しい。そういう気持ちがあるのだと思います。
けれど、じゃぁこのまま一生行かないのか。あの時銀閣寺に行っておけば良かったという後悔が、一生に一度くらい銀閣寺に行っておけば良かった、という、より大きな後悔に変わらないか?最近そう思うようになりました。
多分次の京都旅行で、私は銀閣寺に行くでしょう。雪が降って無くても。雨の日でも、風の日でも。
ありきたりな言葉ですが、行ける時に、行きたい所には行っておかなければ、と思います。
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