雲南旅①2019年12月29日・旅の始まり〜昆明着

誰もが一度は訪れてみたい憧れの場所があると思う。私にとってそれが中国雲南省だった。

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今年の年末休暇は長いぞ!雲南に行こう!と中国留学経験のある友人と話を決めたのは初夏の頃。

大学の先輩も誘えて航空券を取ったのが10月初旬で、Trip.comで経由ありの関空⇄昆明45,000円ほど。中国行きの便としては高いけれどLCC利用ではないし繁忙期だから多少は仕方ないかな…と思う。

旅程は大理・麗江・香格里拉の3都市をおよそ5日間で北西に上がっていく移動だらけのハードなものになった。旅の仲間は全員初雲南ということで無理ないようにド定番な観光地を巡ることに。今回のnoteは準備から初日の昆明到着編です。

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準備としてさらーっとだけど読んだ本は以下4冊ほど。

①石島 紀之著 『雲南と近代中国: 中心と周辺の歴史』 (22世紀アート、2004年) 

②国立民族博物館編集『深奥的中国―少数民族の暮らしと工芸』 (東方出版、2008年) 

③中國紀行CKRM編集部著『中國紀行CKMR Vol.10 SHANGRI-LA』(主婦の友社、2018年)

④ユーフォリアファクトリー著『TRANSIT46号 中国四千年の食をめぐる旅』(講談社、2019年)

雲南省の各地の歴史や地形について、少数民族の暮らし、特色ある食などについて基礎情報を知るには良かったかなと思う。

他に特別準備したことといえば高山病対策に「ダイアモックス」という薬を処方してもらったこと。徐々に高度を上げていくやり方だけど香格里拉は3,200m。病は怖いし万全の対策をして向かった。麗江を訪れたことがある父から朝一番にミルクチョコレートをなめると良いとのアドバイスももらい、それも持参した。


そして待ちに待った12/29、まず関空で待ち合わせて、関空から乗り継ぎ先の杭州へ。列車や高鉄で訪れたことはあれど杭州蕭山国際空港は初めて。

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さすがAlibabaのお膝元!電子決済専門?QRコードがないと入れない商店があるなどかなり面白い。電子チェックインもここで初体験。

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注意点としては国際線の第2ターミナルから国内線の第3ターミナルまでは歩いて移動できるが、第2ターミナルにしか換金してくれる場所はないこと。しかもかなりレートが悪かったので日本で換金することが吉かと。

ここで出会えたのが杭州の老舗「知味観」というレストラン。以前同じメンバーで杭州旅行した際にも行ったことがある店なのでテンション爆上がり。美味しいエビ入り小籠包やトンポーロー、牛肉麺!最高です!

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なぜか途中でカップラーメン片手に店に入ってきた女性に箸は貰えるか?!と聞かれたり、スタッフに粘り勝ちする姿を見たりして…私たち中国に来たねえと自由奔放さににこにこした。(女性は席に座り、箸を貸してもらってメニューを注文することなくカップラーメンを完食。一方私たちは美味しそうだねえとラベルをチェック)

3時間の待機を経て杭州から昆明も無事飛行機は飛び、Trip.comで「スナック」と書かれていた機内食がカップケーキ・バナナチップ・飲むヨーグルトだったことに大喜びしていたらすぐに昆明着。23:05と夜もふけていたがホテルが車で迎えに来てくれていた。

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無料で迎えの車を手配してくれたのがbooking.comで超高評価のSwallow Nest Guesthouse(燕巣庭院)。

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空港から車で15分ほど、ギラギラの書体の看板の夜中までやってるレストランや道の途中で大木が倒れているのを横目に進む。大木の様子をやりとりしていたのか、すれ違いざまに窓を開けて話されている言葉が耳慣れたイントネーションでなくて、南に来たんだと実感した。

ああ知らない場所にきたんだ!とちょっとヒヤヒヤしたけど、入ってみるとホテルが素敵すぎて女子3人は震えた。(写真撮りやすいように明かりをつけていただいたのにぶれぶれ…)

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お部屋が超清潔!そしてアメニティは木の櫛、そんなところまでセンス良すぎるホテルでした…。

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「遅くに到着して、すぐ眠れないでしょう?」とスタッフのお兄さんが夜中12時を過ぎているのにお茶をサービスしてくれた。友人を介してのコミュニケーションだったけれどお兄さんの出身が明日向かう大理ということで話も弾む。

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あとで繋がった微信によるとお兄さんはお茶好きのようで、ここで淹れてもらった紅茶は最高だった。湯の柔らかさに溶けるようなやさしいあまさ、そして少しほろ苦いのがちゃんと風味として芯がある。

「谢谢」「不客气」を繰り返しながら何度も茶を注がれる。炒られたひまわりの種をお互い食べながら、ゆっくりする至福の時。

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お茶請けの中国のお菓子を3人揃って美味しい!と喜び食べるものだから、プレゼントをもらった図。

何よりこのホスピタリティでこのホテル、3人で合計300RMB以下の宿泊料です。昆明長水国際空港を利用する方にオススメです〜。

長話をして明日朝一に高鉄駅までのタクシーを手配してもらい、その日は少し遅い就寝となった。

大理編に続く!

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