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「やりがい」と「アットホームな職場」って言葉は好きじゃありません。

突然ですが皆さん、「今の仕事」は好きですか?

こんなトピック、乱立していると思うんですよ。
思うんですが、敢えて問いかけます、「仕事」は好きですか?

私の答えはこうです。
「うーん、好きです、ね。」 なんやねん。

今回は私の「仕事が好き、っぽい理由」を
仕事での経験を振り返りながら考えていこうと思います。

■今の仕事
 ある程度現在の業務を一般化して書いておきましょう。
 自分を客観視するきっかけにもなると思います。
「ある程度大きな企業の中でのとある新規商材の周知・販促部門」と紹介させていただきます。
新規の商材ですので、これを軌道に乗せることが目下のミッションです。
 このプロジェクトの立ち上げメンバーとして、奮闘して1年半。

 うん、これだけ書くとすごいキラキラしていますよね。       (実際そうでも…)
 面白く感じるかは別として、                    自分で考えたり、動いてみて失敗したり成功したり、
「動」を求められる業務内容ではあると思います。

■以前の仕事
 現在のプロジェクトにかかわる前は、同じ企業の中で全く別の業務に携わっていました。
 「私たちが提供する主軸サービスの受益者のサポート」        うーん、ぼやかしにくいな。
 叶えたい目標があって、その目標完遂のためにあるサービスを享受している受益者の
 目標実現のためのアドバイザー、ってぐらいでしょうか。
 
 目の前には悩んでいる人(目標達成のためにもがいている人)がいて、
 その人達をメンタル面からも実際の能力的な面からも支える、という具合です。

 この仕事が私にとって非常に面白かったんです。
 泥臭いし、プレイヤーとしてだけの稼働が求められているのはわかっているのですが、
 一人一人の人生と、さらにその家族の人生まで向き合うのが楽しかった。
今、この文章を書いていても、いろいろなことを思い出してしまいます。
夢を叶える人もたくさん見てきました、夢破れる人も。
全て覚えているわけではないですが、今でもいくつもエピソードが浮かびます。

■二つの仕事を比べてみると
 あれ?明らかに私、以前の仕事の方が熱量がありますね。
 筆の進みがちがうもん。
 以前の仕事は先ほども述べたようにいわば1プレイヤー。
 現在の仕事はどちらかというと全体を俯瞰する視点を持ったマネージャー的業務。
 現場主義、という人ももちろんいるでしょう。
 果たして私もそうなの?なんとなく違う気がしているんだけど??

■出会う「人」の数だ
 二つの業務には出会う人の数、さらに正確に言えば人の人生に触れる回数に差があります。
 現在の業務は、進行したい事業があるものの、ビジネス的な観点を行動指針にするため、
 人の血が通いにくい部分があります(もちろん信念やビジョンはあるけど)。
 一方、以前の仕事は血も通いまくりでした。
 サポートが至らず、目標が未達となってしまったときは大出血しますし、
 逆に言い報告を受けて何回泣いたことか数え切れません。
 
 人と深く付き合うことで、様々な感情が生まれますが、
 その感情を揺さぶられる感覚が好きなんですね。
 あまり使いたくない日本語ですが「やりがい」を感じる、ともいえると思います。


 「うーん、好きです、ね。」 
 煮え切らないコメントの真意はそこのズレにあるみたいです。
 
 はじめの質問に、今正確に答えるならば
 「人と共鳴しあって、心が動くような仕事が好きです。」       となりそうです。