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33.普通にあるカフェをやるために、封印したこと。



こんにちわ。
都内はずれで2011年から小さな店をしております、ペコと申します。店を始めたきっかけやその後の怒涛の話しなど、いろいろ書いております。
とりあえず、カフェをはじめたところまで。


2011年春

改装は、意思がはっきり伝わらなかったことが多々あった。
言いたいことをがまんして強く言えないワタシの欠点。

冷蔵庫はどこで買うのか?
何を必要としているのか?

相変わらずカフェ学校の先生に聴きながら準備していきました。
カフェ学校に通いながらはじめてよかったわ。

なやんだけれど、なんとか完成した。

許可などもおわり、なんとかかんとか店ができ、テーブルや雑貨や食器や、そろい始めると、店らしくなってきて感慨深い。
もう目標は達成した気分。

その時に心に誓っていたこと。
「店では、不思議なことと、プロレスは封印する!」
実は、わたしプロレスが好きだったのです。
して、小さな頃からふしぎに囲まれていたのです。

だけどさ、カフェは普通じゃなきゃなの。
だって、普通の店がやりたいん、、、ですから!

わたしがはじめるんだから、なんでもいいんですけど。
やはりわたしは、植え付けられていた「ふしぎなひと」とか「自由人」とかの呪縛から逃げられなかったんです。
人並みの、よく街にある店を、きちんと経営すること、を目指していました。
変わってるという言葉が、怖かった。

それに、夢だったフランスの片田舎のアトリエとか、芸術家のあつまるカフェとかね、雑貨屋とかね。
それを考えたら、普通が必須!
普通って意味はわからないけど。

そんな店で、プロレスが好きとかさ、言えない!
イメージ丸潰れ!
スピリチュアルとかも、怪しまれる!
ダメダメ!
絶対!

その頃?はそんな時代でしたし。
そんな店では人は怪しんで来ない、、、と思っていた。

普通のひとに来て欲しい。
普通ってなんざんす?

知らない方に来て欲しい。
知らない人って、、、?

で、わたしはそんなふうに思いながら店をはじめたんです。
けれど人見知りな裏のワタシには、
それはかなりのハードルだったのかも。

震災があったせいもあり、
自信のなさもあり、
これでいいのか感があり、
なんだかいつも後ろめたさがあって、
おかしいけどそうだった。

でも楽しかった。
好きな物に囲まれた空間。
わたしの店。
お客はこなくてもいいとか思っていた。

またね。

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