食材メモ:その3 ナス
夏から秋にかけて美味しく味わえる野菜・ナス。
油で揚げた「揚げナス」は、皮がパリパリ、中はとろーりで極上の味!
そんなナスは味はもちろん、
1.強い抗酸化力があり、
2.身体を冷やす効果がある
夏にぴったりの野菜なんです!
ここからは、そんなナスについて詳しくお伝えしていきます!
1.強い抗酸化力
ナスには、ナス特有のポリフェノール、その名も「ナスニン」が含まれています。
この「ナスニン」にはとても強い抗酸化力があると言われています。
そのため、がん・糖尿病など生活習慣病の予防やコレステロールの低下にも効果が期待できます。
さらに「ナスニン」には、紫色になるアントシアニン系色素が含まれています。
ブルーベリーや紫キャベツなどにも含まれる色素ですね。
このアントシアニン系色素には、目の疲れを緩和させる効果があるとされます。
視力の回復にもつながるとされているので、目を酷使する仕事の方には特におすすめの野菜と言えます。
ただし、1つ注意点が!
この「ナスニン」は、ナスの皮にのみ含まれる栄養素です。
皮を剥いてしまうと摂取できなくなってしまうので、注意してください。
2.身体を冷やす
ナスには利尿作用があるカリウムが含まれています。
また、ナスは実に93%以上が水分。
なので、たくさん食べると何度もトイレに行かなくてはならなくなるでしょう。
さらに、そのカリウムには身体の熱を逃がす効果があります。
そのため「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざは、妊娠中の身体を冷やしてはいけないという親心からきたものと言われています。
まあ、「美味しすぎるから嫁に食べさせたくない!」という少し意地悪な意味もありますが。
それはさておき、ナスは暑い時期にぴったりの夏野菜だったのです。
ナスは身体の酸化を防ぐ抗酸化力が強い野菜と分かりました。
さらにナスは、上手く取り入れれば水分補給と熱中症予防が一度にできる優れものの野菜でもあります!
通年で販売されるものの、今が旬で安く美味しい時期のナス。
ナスだけの特別な栄養を含んでいるので、ぜひ、積極的に食べたい野菜ですね。
(画像は仲居 宏之さんによる写真ACからの写真 )
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