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ホップを育てる基本

・日当たり

出来るだけ日があった方が良い。日が当たらないと茂りすぎやツルの軟弱化からくる病害虫の発生のしやすさ、毬花の質の低下につながる。鉢植えの場合は半日陰の方が管理しやすいので、管理状況に合わせるのも手段の一つ。

・水やり

極端な乾燥を好まないがあまりにジメジメした場所ではよく育たないのが基本。潅水の悪い畑や庭の場合は水はけの改良を必要とし、干ばつの場合は潅水も必要。鉢植えの場合は、鉢の底から水が出てくるまでしっかり与える。生育期には毎日、乾くようであれば1日2回の水かけが必要な場合もあります。水が特に必要な時期は、幼苗植え付け間もない時、ツルが伸びる生育期、梅雨明け後の乾く期間、開花10日~2週間程度の毬花が充実するで、この期間は水不足が無い様注意が必要です。鉢植えで水が頻繁に乾く場合や、梅雨明け後極端に乾く場合は土の上にマルチ用品を敷くと良い。また、停滞する水を嫌うので、水が溜まる様な畑や、鉢植えの下に皿を置く、鉢底に水が溜まるタイプのプランターは避ける事。

※植物の水かけのやり方が分からない方は下記動画を参照

・肥料

基本的には固形肥料を与えること。肥料の三要素の中で窒素分を好むが、他の要素も十分与えた方が良い。芽が出る前の時期に元肥(窒素分が少なくリン酸分、カリ分が多いモノが良い)として与え、追肥(窒素分多めが良い)は年3回。1回目は花芽分化の1か月前、2回目は毛花が出始めた時期、3回目は収穫前にお礼肥料(来年用の養分として蓄積してもらう肥料)として。

※肥料って何?という方は下記動画を参照

・土

有機質に富んだ肥沃さ、根が伸びやすい柔らかな土を好みます。畑は50~60㎝と深く耕しpHは6~6.5に調整する。鉢植えの場合は、花用や野菜用の培養土で構わないが、完熟の堆肥等を混ぜるとより良い。

・気温

最適な気温は25度位と言われている。35度を超えると生育がやや緩慢になるが育たないと言う訳ではないが、生育が緩慢な分、収量も少なくなる。

・ツルは痛い

ツルは紐等に巻き付く為、トゲの様な軟毛が生えている。これに皮膚が当たったり擦れるとなかなかに痛い。状況によってはミミズ腫れになる場合もある。作業でツルに触れる機会は多いので長袖や手袋をつけて作業すること。


サポートは紹介した植物の苗の生産維持拡充、記事の充実に利用いたします。どうぞよろしくお願いいたします。