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いってらっしゃい、また会う日まで。

女性に選ばれる地方って?


岐阜新聞さんに取材していただき、カンダまちおこし株式会社の田代社長(B級グルメ番長)とコラボ記事となり大変嬉しい限り。

岐阜新聞 2022.7.1


田代さんが語っていらっしゃる通り、「リベラル女子が求めるクリエイティブな仕事が地方にはない」
まさにそうなんですよね、自称元リベラル女子としては岐阜にいた若い頃はクリエイティブなコトが岐阜にあるだなんて一切思えなかった。岐阜に見向きもしなかった。(なんなら岐阜で仕事探しすらしなかった。)当然のように岐阜以外のところで、面白いことに出会えるなら日本の(世界の)どこでも出て行く気でいた。

でも、仕事と子育てを両立させるために岐阜に戻って来てみると(私の実家と近居)、よーくみたらクリエイティブな仕事もあるし、クリエイティブな仕事は作ればよいと分かった。

そう、よーく見ないと、
分からない。
そこが地方の難しいとこですね。

どこにいたってクリエイティブな仕事はできるし、どんな企業にいてもチャンスは自ら作り出せばよいのだけど。そんなゴリゴリ働く気満々女子ばっかりでもないし、そんじゃあ起業推せば?といっても起業したい人なんてひと握りだし、そう簡単に人に推められることじゃないし。(まぁまぁ覚悟いるしな。)

ひとまずリベラル女子に岐阜で活躍してほしいならば、まずは目の前の業務がクリエイティブであってもなくてもいいから、働く意欲のある女子にどんなライフイベントがあろうとも総合職(と同等の裁量の仕事)で就労継続できる制度を多くの企業がもてばけっこう解決していくんじゃないかと。あと1年目から男女変わりなく仕事を任せていく。役職をもってキャリアを積んでいくロールモデルの女性をとにかく増やす。
未だに、時短勤務が肩身狭いとか育休取りづらいなどときくので、そっか〜と残念な気持ちになります。

ちなみにわたしの周り、パートタイムでも総合職でも自営業でもめっちゃくちゃ働き者ばっかりなんですけど。

アラフォー女性はよく働きます
✋🏻

彼女たちを働かせないのは雇用側の損失でしかない。

自治体や企業が制度を整えたうえで
&男性強制的育休取得実施してみて

「岐阜がダントツ子育てしやすくて仕事もパートとか総合職とかいろいろ選べるしいいよね〜」

てオバハ…いや女子の口コミ力とTwitter民の発信力を使ってみてはどうですかね。

とはいえ、岐阜のいろんな企業が努力してる。
働く人たちの意識もずいぶん変わってる。
変わらないものってなんだろう?
でっかい組織こそ、変われないんじゃない?
(学校とか、学校とか、学校とか、PTAとか。)


愛着心じゃなくて夢見せたい


ところで。新聞を読むとちょっと私の意図を説明しきれない部分もあって(字数の制限もあるからしかたない)補足したいのですが。

私個人的には、今の若い人たちに岐阜から出ていくなかれ、とは到底言えなくて。自分の子たちはむしろ都会や別の土地で修行しておいで、とも思うし、本人の自由意志に従ってもらい、この地に留まってほしいとはちっとも思わない。もう人口減少が止まらないのだから、その減少率をどう減らしていくのかというよりも、減少した社会のなかでどう子どもたちが幸せに生きられるかを考えたいかなと。

記事を読むと誤解を生むかも知らないけれど、
地元に戻ってくるために愛着心を育てたいわけではなく、育った環境に生き生きと働く大人がいることで子どもは夢と希望を見つけだせるんです。子どもたちが生きる希望をもてるように、大人が男女変わりなくイキイキと働く(生きる)環境をつくりたい。ただ、そうい大人の姿を見せたい、ということです。


昨日、ヒトノネを卒業してマレーシアに羽ばたいていった大学生が私にこんなことを言ってくれました。

「働くのは生活するためと思ってたけど、最近は自分も周りの人も笑顔にするためって言いたい」

って。

18歳でそのことに気がついて、世界に羽ばたいていき、きっとどんな場所でも自分は誰かの心を豊かにできるんだ、って思えるなんて、素晴らしくない??それが生きることの本質じゃない?

ヒトノネで働いたことが彼女の成長に一役買ったと自己満足w (なんて烏滸がましいことをすみません、ヒトノネが彼女に関わった期間は彼女の人生のほんの一部です)

長々となにが言いたかったかというと

将来に希望がもてるように
子どもたちに夢をいっぱいみせてあげたい

ということです。
そのために地域の大人は力を貸してほしいと切に願います。

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