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わたしと春とこれからのおはなし、

なんだか、もやもやして、ぐるぐるして、答えなんて無いのに無性に心が疲れ果てたなって思う。つい先日、大きな試験が終わった。やりきった。なんとか、やり抜いた。今はその結果待ちの時期。
遊んで、旅行でもして、映画も観て、本も読む。歌って音楽を聴いて、たまに寝坊する。そんな日々の中、自由に生きてるはずなのに、好きなことしてるはずなのに、もやもやしてしまうのは何故だろう。
そのたび、強欲だな、人間って欲深いな、なんて思ってしまう。
疲れ果てた体で家に帰る母に変わってお皿洗いをすること。助かるって一言も、ほんとは苦痛なんだな、とか。職場の愚痴を嫌でも聞かされるのも、感情が心に入ってきて疲れちゃうや。
教室が苦手なところ。自分のことを自分でコントロールできない割に人が元気ないと、どうにか楽しんでもらいたいなって思って動いちゃう。自己犠牲は優しさじゃないよ。
自分のせいじゃない。きっと、周りは自分が思ってるより気にしてない。でも、些細な言葉に心をすり減らしてしまう。生きるのってしんどいな。ほんとに春から社会人になれるのかな。
不安と、ちょっぴりの胸の高鳴り。きっと夏までは環境に慣れないだろうから。私、春が得意じゃないみたいなのは知ってるでしょ。

と、ここまでが2月上旬の私の置き手紙。
こっからは3月の戸締まりにいる私の走り書き。

ちょうどいま。通知が入ってきた。大好きで憧れのおんなのこの写真。袴を着こなす、笑顔で足元を見る姿がおさめられた写真。ぱって視界が明るくなって、すぐに滲んだ。
10分でも時間があったら課題に取り組む。
お仕事も、勉学も、どれも全力。両立することは簡単ではない。『常に学び続ける』という教えを大事に、いつだって、感謝を忘れず、謙虚なおんなのこ。才色兼備で好きなものはとことん好きで、ひだまりのような温かさを持つ私の憧れのおんなのこ。
上白石萌音ちゃん、大学卒業おめでとう!
温かさだけでなく、芯の通った強さも持つあなたのこと、本当に尊敬しています。
妹の萌歌ちゃんの大学卒業に火がついたって言葉に、姉妹っていいなあ。って、ほろりと涙が溢れた。

私の妹も今年、違う道に進む。私の方が上なのに、妹の背中をずっと見てるような感覚を抱いてしまう。ずっと繋いでいた手が離れていくような寂しさ。長女としての、わたし、ずっと寂しいのかもしれない。それを受け入れることが難しくて、まだ心の底からおめでとう、なんて言えないのかも。
数ヶ月ぶりにあった父は、どこか空気が心地よくて、オチのない私の話を興味深く聞いてくれた。長かった春休みの思い出を写真とともに見せながら、コーヒーを飲んで、お昼ご飯を食べた。久しぶりに家族に戻れた瞬間と、記念日の偶然が重なって、記憶上、経験のない一人っ子に戻れた気がした。

明日から新生活が始まる。
さあ!わたし!!不安だけど!とにかく明日は来るから!!寝坊だけはしないようにする!それだけが明日の目標!!

嬉しいこと、しんどいこと、未来なんて分からないからこそ、不安しか渦巻いてないけど、色んな好きと感謝だけは持ち続けていきたい。
夢を叶えた先の未来が見たい。誰かのために頑張りたい。
明日から始まる未来に私と出会うひと、今日まで出会ってきたひと、その全てのひとの人生のどこかに関わることができる職業。言葉ひとつ、作法ひとつ、些細なことが与えてしまう影響力の強さに恐怖を感じる時もあるけれど、それ以上の凄さと喜び。本当に凄い職業に就いてしまったなと我ながら思ってしまって、足がすくむけれど、地に足つけて踏み出すぞ!

支離滅裂になってしまった7ヶ月ぶりのnote。
振り子のようにぶらんぶらんと揺れ動く心が今のわたしの状態なのかもしれないな。
ちっちゃな幸せと、喜びと、決意を胸に踏み出す昼下がり。

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