見出し画像

【Görlitz3/ゲルリッツ3】聖ペーター教会のオルガン 〜 川を渡る

お昼前にやっと到着、聖ペーター教会。二本の尖塔が特徴的。

右側奥に入り口が。

"ナイセ川にある最も美しい神の家"と呼ばれる、聖ペテロ教会(教区教会)は、遠くからでも川の向こう側からでもひと際目立って、美しい。川からは少し高いところにあるので、余計に目立つ。
当初ここにはバシリカ(教会堂)があったのが、何度か改修され、その後本格的に建設に数十年をかけて、今の形になったのは1497年。尖塔ができたのは更に後の1891年。その前に火災で多くが消失してしまったり、第二次世界大戦ではステンドグラスは1枚を残して爆風で吹き飛ばされ、屋根もかなり損傷したなど、なかなかの経験値をお持ちである。


内部は撮影禁止とは書かれておらず(もしかすると観光客が多くて見えなかっただけかもしれないけど😅)、他の方も撮影してても何も注意されていなかったので、きっとOKなんだろう、とスマホ構えるもお客さん多すぎて断念😢 脳裏にとどめます。
広々とした内部は壮麗なバロック様式の装飾。
ちょうどこれからお昼のオルガンコンサートがあるよというので、見ていくことに。

座ってコンサートが始まるのを待つ。
あれ、座ったらオルガン見えないやん(後ろ側にあるのです)。

ここで有名なのは、通称「太陽のオルガン」。オルガンのパイプで作られた17個の太陽が装飾されている。最初に完成したのが1703年、その後修理や再構築で形や音域、演奏方法を変え、現在のオルガンは1997年に完成したもの。太陽のパイプもその後修復され、この姿に。

これが「太陽のオルガン」。
細く小さなパイプが太陽の光のように放射状に広がっており、その真ん中には顔のようなものが描かれている(というか、顔かな?)。

ていうか、なんで太陽とか月とかにほぼ絶対といっていいぐらい、顔描くんやろ。考えることはどの国の人も同じなのかw
↓こちら、太陽の拡大図

コンサート中は録音はもちろん撮影も禁止とのことで、静かに音色を楽しむ。とはいえ、1時間ほどのオルガンコンサートは、音が教会中に大きく響き渡り、なかなかの迫力でございましたw


さて、本来の目的、「川の橋からこの教会を眺める」へ。川の向こうに見えるのはもう隣国ポーランド。

国境って、なんだろうねぇ。

たまたまとはいえ、ホントにいい天気である。雲がちょぴっとだけあるのが、またいいのだ。

なんでかは知らんけど。

この橋の向こうの通りには製粉所があり、洪水や戦争で何度も破壊と再建を繰り返している。この高い建物は穀物倉で、壁には大きな立体のレリーフ(浮き彫り?)が描かれている。
下にはレストランが。

「WAZE」(欧州連合の芸術的イメージ)というんだそう。
なんで90度に曲がったところに作るんだ。すごいけど。


さきほどまでいた教会を眺める。

いいじゃないか…

こちら側にもレストランがありますな。
お天気いいので気持ち良さそう。


ただただ、ぼーっとするだけの時間が、旅行中にもほしいのだけれど、なぜか予定があっという間にいろいろできてしまい、常にバタバタ駆け回っている気がする。
(道に迷うので余計に時間かかるってのももちろんありますが。)

今回はこの場所を堪能するのが目的なので、橋をうろうろしながらのんびり時間を過ごし、
ここから30分ほどプラプラ歩けば着くであろうビール醸造所へ、見学に向かうことにする。迷う時間も多少は混み。しかしこの晴天の真っ昼間、30分も歩けるのか?私よ…

それにしてもどの教会も、外観シンプルだけど時計の装飾が美しいことで。

なんだか観光場所を少し離れると、もうお店が急激に少なくなり、あっても閉まっていて、お昼を食べ損ねる予感。ま、いっか、その分迷子になっても十分に時間がとれる。

なーんて思いながらも、空腹で迷子になりつつ知らない道を歩き続けるのは、さすがに疲れてきた私。
そこへちょうどバス停が見え、行き先の醸造所の名前があるバス停まで2駅なのを確認。3分後にバスは来る。これを逃すと次まで30分。でもこれ、ホントに合ってる?
結構距離ありそうだし、先を見たところかなり広い車道が続く。ぐーぐるまっぷもそう言ってる。横には歩道もないし、ここ、多分徒歩では無理だな😅(そのまま歩いてると、車の人に声かけられそう😓)散歩道には適さないようだ。はは。

そうこうしているうちにバスが来たので、飛び乗ってみる。2つめで降りたら、確かに醸造所の看板が見えた。んだけど、それらしき建物や敷地は見当たらない。
え、どこにあるん、醸造所!?

(続く)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?