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【Lisbon5/リスボン5】名物エッグタルトのお店。

「パステル・デ・ナタ/Pastel de Nata」または「パステル・デ・ベレン/Pastel de Belém」と呼ばれる、カスタードクリームの入ったエッグタルトがポルトガルの名物お菓子。18世紀以前、先ほど訪れたジェロニモス修道院で作られており、そして修道院の閉鎖をきっかけに、ほど近いこの場所「パスティシュ・デ・ベレン/Pastéis de Belém」で売りに出すことにしたのがお店の始まりなんだそう。

アズレージョというタイルの壁が美しい。

お店の左側はお持ち帰り専用(めっちゃ並んでるけど回転速いw)、右側はカフェ。カフェにはこのパステル・デ・ナタ以外にもいろいろな焼き菓子がある。

この時点で1個1.3ユーロ。バニラとシナモンのパウダーを付けてもらえた。2個あるのでどっちも試すのさ。

テイクアウトの人は、お店の前でパカパカ食べていた。「我も」それに倣うw
半分だけパウダーかけて、アリとナシ、両方試す。
濃厚カスタードクリーム。かなり甘いけど外側のパリッとした薄い生地でサクサク食べれちゃう。なんなら一口でイケますよ。

ちなみに私の好みはシナモンパウダー。このシナモンパウダーは砂糖ナシなので、ガッツリかけてもイケそう(私は1/2個に1/2袋分しかかけてないが)。

こちらはカフェ。

左奥にイートインの席がある。ところでここにゴミ箱が無造作に置かれているのは、
買ってすぐにここでパカパカ食べちゃう人が多いからだろうか…
どれも美味しそうや…

お店ファンにはグッズもございます。


さて。
リスボンのパステル・デ・ナタ専門店は他にもあり、その1つが、この巨大な市場「メルカード・ダ・リベイラ/Mercado da Ribeira」に入っている。ベレンの塔に行く時に地下鉄から路面電車に乗り換えた駅、カイス・ド・ソドレ/Cais do Sodréの近くにあるので、リスボンの中心地へ帰りがてら寄ってみることに。

「リスボンの築地」という人もいるそうで。あ、今や豊洲市場でしたね。
(しかし「築地」と言いたくなる昭和世代…)

歴史を遡れば900年以上前というこの市場は、現在タウンガイド誌の出版社であるTimeoutが運営元なので、TimeOut Marketという名でも知られている。生鮮市場からファストフード、寿司、ハム、魚介料理、肉料理、デザート、ジェラート、バー、なんでもござれ。
隣接したブースでは、食べものだけでなくお花や雑貨、本などもございます。

肉〜
ここは、ハンバーガーやサラダ、バカリャウなどなんでもある。アルコールもありますねぇ。

そしてお目当てのお店、マンテイガリア/Manteigariaへ。

お店の名前は「バター屋さん」、そもそもはバターを売っているお店だったとか。
奥でせっせせっせと作られているパステル・デ・ナタ。
やはりエスプレッソが似合う。サイズ的にも、お味的にも。
こちらはレモン果汁が入っており爽やかな味に仕上がっている。
外側の生地は少々濃いめ。もしやバター多めなの?


というわけで食べ比べ終わり。
…と思ったけれど、リスボンの中心地Rossio広場付近へ戻った後、この店舗を見つけちゃうのである。

入るやん、そりゃ。

奥で製造工程を見れるので、行ってみる。
まじまじと見てしまう…

なるほどこうやって1つ1つ手作りなんだ。

こんだけまじまじと見させていただいたので、買いますとも。
夕食と、その後アイス食べたやん。まだ食べる?
…うん、1個だけ。だって、こんだけじっくり見させていただきましたし(言い訳)。

カウンターにあったこの飲み物?↓はなんぞやとレジのお姉さんに聞くと、カピレ/Capiléという、ポルトガルの歴史ある名物ドリンクだというので、一緒に買ってみた。
後で調べたところ、1700年代にまで遡るポルトガルの歴史ある飲み物で、イチョウの葉、オレンジの花などのハーブをブレンドしたシロップで作られ、レモンの皮や実を最後に加えたもの。シロップはアルコールと混ぜてカクテルにもできるんだそう。

こちらはノンアルです(残念…?)
甘さが強いので氷でスッキリと。そしてナタはこちらも美味しかった(当たり前か…)。


この辺りをぷらぷら歩いていると、お持ち帰り専用のナタのお店がいくつかございまして、いろいろな味のナタも。ジャムやコーヒークリーム乗せ、なんかもう何でもありだw  ま、それはそれで美味しそうだけど。

ちょっと良さげなホテルなら、朝食のビュッフェにナタや他の焼き菓子があることが多いので、ホテルの自作を試すのもいいかも。

さぁ、翌日はバスツアーで、町全体が世界遺産というシントラへ。

(続く)

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