見出し画像

小説:すずめの戸締まりを読んだ 〜海外劇場公開は2023年4月なので

「映画館ですずめの戸締まりを家族で観てきた! すごい良かった。子供は2回目だったの。」と電話口で言われ「君の名は。を超えたかも」なんて追い討ちも。来年まで待てない私は早速、車を飛ばして小説を購入。空輸される日本の本は二倍強の値段なので高額だけど自分へのクリスマスプレゼントじゃ。

宮崎県を皮切りに岩戸すずめとの読書の旅は本当に楽しかった。このお話がどんな映像と音楽で目の前に繰り広げられるのだろう。今からワクワクする。「ものを作り出す」という人間の行為がとんでもなく素晴らしい事と心底思う。

私が金融業界にいた20年前、上司に言われた言葉がある。「ハナミズキ、僕は億単位のお金を右へ左へ動かして儲けを出しているけれど自分ではこの世に何も生み出さない。だから余計にものを生み出す人達は素晴らしいと思うんだよ。尊敬するね、僕は。」この人はいつ寝てるんだろうという程仕事人間。でもドカンと休暇を取る時は世界中を旅して周りその国の工芸品を喜んで買う人だった。だから日本に行った時も上司は一位一刀彫りを買って帰ったのを思い出す。

以前のNOTEにも書いたが日本の物づくりの魂、そして技術は本当にすごい。伝統工芸しかり、家電製品、農産物、衣食住に関わる製品へのきめ細やかなユーザーへの親切心。作り手の愛情が半端ない。

アニメ界で言えば日本では来年「君たちはどう生きるか?」が公開されるのでこれまた楽しみ。海外で放映されるのは更に先の2024年かもしれないけど(涙)。本を読んだ当初は感動してもっと若い時にこの本と出会いたかった(ウググっ)と悔やんだけど4年経ったら記憶が曖昧に。すずめに触発されてもう一度「君たちは〜」を読み返すと新しい発見がいくつも有った。コペルくんのおじさんは「立派な大人になるのだ」と伴奏者のようにコペル君を導く。ジブリ映画はコペル君のおじさんの手紙の言葉を一体どの様にして観客に届けるのだろう? とても気になる。

物を作る人間の真剣勝負に期待と尊敬を込めて「乾杯」
(本日は2022年12月25日、世の中はMerry Christmas!!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?