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花丸恵の#プロモーションは含みません

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好きなものやおすすめのもの、おいしかったものなど、既製品でよかったもの、感動した作品などを記事にしたいと思います。「食べたり飲んだり作ったり」とマガジンが重複してしまうかもしれま…
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2024年7月の記事一覧

家族には後悔と感謝がつきものだ #創作大賞感想

 テレビやラジオ局にも地域密着型のローカル放送局があるが、インスタント麺にも、そんなローカル麺ある。  意外なことかもしれないが、ペヤングのカップ焼きそばは、元々は関東ローカルだったらしい。私は子供の頃からペヤングのコマーシャルを見て育ったので、正直、大人になるまでべヤングがローカルな存在であることを知らなかった。  「関西の人はペヤングよりもUFOを食べる」  なんて話を聞いたときには驚いたものだ。  ペヤングを製造する《まるか食品》が群馬県伊勢崎市にあり、長く関東ロー

夢と鰻とオムライスに出てくる食べ物の話・前編

 私が一編の小説を書き上げたとき、夫は言った。 「タイトルだけで腹いっぱいになりそうだね」  確かに、 「ごはんよー」  と言われて食卓を見たとき、そこに鰻とオムライスがあったら、どんな人でも一瞬は戸惑うに違いない。  とにかく、物語の中に食べ物を登場させるのが好きなせいで、この作品も食べ物の連打となってしまった。  作中に出てくる食べ物がどういったものであるか、気になる方が、もしかしたらいらっしゃるかもしれない。  そんなわけで、物語に登場する食べ物をできる限り解説

とおくへいきたい #創作大賞感想

「とおくへいきたい」  という言葉を聞くと、私は反射的に浅田飴の宣伝をしていた永六輔のことを思い出してしまう。  その昔、永六輔氏は日本テレビで「遠くへ行きたい」という番組に出演していた。永六輔本人は1年余りで番組を退いてしまったものの、番組自体は現在も形を変えて続いている。  日曜の朝に早起きしてテレビを見る方なら、この番組の主題歌の触りくらいは聴いたことがある方もいらっしゃるかもしれない。  番組の主題歌のタイトルは、そのものズバリ、「遠くへ行きたい」。作詞・永六輔

真面目に毎日煮込んでます。#創作大賞感想

 店頭のショーケースに並ぶ、テリテリの串焼きたちの中でも異彩を放つフォルム、安心するこってりとした旨みの「もつにこみ」、あなたは好きですか。  私は、大好きです。  私は埼玉県民なので、東松山市に行くときは、《もつ煮のまつい》のもつ煮を買って帰ることが多い。  もつ煮には、野菜やこんにゃくなど、具の多いものもあるが、このもつ煮は、豚の白もつのみが、とろりと煮込まれている。  私も家でたまにもつ煮を作るが、逆立ちしても、こういった名店のもつ煮には敵わない。真似してみようとや