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新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業について(介護サービス再開に向けた支援事業)介護編

介護サービス再開に向けた支援事業とは?

新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業には3つの柱(前回の記事に慰労金があります)の1つに「介護サービス再開に向けた支援事業」がありあす。
①「コロナウイルスの影響で在宅サービスを休んでいた利用者に再開に向けた支援」をした場合に支給!

②「再開に向け、感染防止の環境整備」を行った場合に支給!

この2つが対象になる支援事業です。

※介護予防・生活支援サービス事業は慰労金のみ対象

介護・障害(慰労金)-000001

コロナウイルスの影響で在宅サービスを休んでいた利用者に再開に向けた支援

補助対象となる在宅サービスとは?

・訪問系

・通所系

・短期入所系

・多機能型サービス

が今回の補助対象サービスになります。

補助の対象者は?

・在宅サービス事業所(上記記載)

・居宅介護支援事業所

ケアマネや事業所が連携し「再開支援」行った場合に対象になります!

どの利用者が再開支援の対象になるの?

【在宅サービス利用休止中の利用者】と規定されています。

ここが大きなポイントに

利用休止中の期間は?1日?1週間?2週?はたまた1ヵ月?

※過去1ヵ月の間、当該在宅サービスを1回も利用していない利用者!

※居宅介護事業所では(終了者を除き)、過去1ヵ月の間、在宅サービスを事業所のサービスを1回も利用していない利用者!

キーワードは「1ヵ月利用していない」

「こんな場合はどうなるの?」

パターン1:4月15日~利用休止。5月16日に健康状態の確認をし、5月20日から利用再開した場合(健康状態の確認時点で休止1ヵ月超経過)

パターン2:4月15日~利用休止。5月10日に健康状態の確認をし、5月20日から利用再開した場合(健康状態の確認時点で休止1ヵ月未満ですが利用再開までは1カ月超経過)

パターン1とパターン2の違いは健康確認の時点で1ヵ月経っているか経っていないかのみです。

どちらも「1ヵ月利用していない」に当てはまりそうですが、

実は、パターン1は対象となり、パターン2は対象外になります!

再開支援実施時点で1ヵ月経っているかが対象のポイントになります

再開支援は実際に何をするの?

「電話」もしくは「訪問」の実施!

しかも回数はたった1回でも大丈夫。(回数は1回以上と規定)

<在宅サービス事業所>

在宅サービス利用休止中の利用者に対して、ケアマネと連携して「健康状態」「生活ぶりの確認」「希望するサービスの確認」を行った上で、利用者の要望を踏まえたサービス提供の調整を行った場合

<居宅介護支援事業所>

在宅サービス利用休止中の利用者に対して、「健康状態」「生活ぶりの確認」「希望するサービスの確認」「サービス事業所と連携」を行った場合

再開支援の注意点!

①「確認」とは:1回以上電話または訪問を行うともに【記録】を行う

②「連携を行った」とは:1回以上電話等により連携を行うこと

③「調整等を行った」とは:希望に応じた所要の対応を行うこと

記録が求められるのは利用者への確認のみ(電話、訪問)

実際にサービス再開に繋がったか繋がっていないかは関係ありません!!

利用者への「確認」は初回アセスメントのような丁寧なアセスメントは必要ですが、利用者との連絡に要した時間の長さは問われません!

基準単価はいくらなの?

大きく分けると(利用者単位)

【電話による確認】は1500円

【訪問による確認】は3000円

※居宅介護事業にて看護師や居宅療養管理指導者(医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士・歯科衛生士)と協力した場合

【電話による確認】は4500円

【訪問による確認】は6000円

対象の期間は?

令和2年4月1日以降に利用休止し利用再開支援を行った場合。

期間は令和2年4月1日~令和3年3月31日までの利用再開支援


再開に向け、感染防止の環境整備とは

補助対象サービスは?

在宅サービス事業所が対象になります。

補助の対象になる経費は?

【3つの密】

・換気が悪い密閉空間

・多数が集まる

・間近で会話や発声をする密接場面

この【3つの密】を避けてサービスを提供するのに必要な環境整備の物品整備費用

①:長机

②:飛沫防止パネル

③:換気設備

④:(電動)自転車(リース費用含む)

⑤タブレット等のICT機器(リース費用含む)(※通信費用は除く)※パソコンや携帯電話、Wi-Fi設備機器、大型テレビ、DVDレコーダーなど

⑥感染防止のための内装改修費

補助される費用は?

補助費用には上限があり、最高で20万まで!

対象の期間は?

令和2年4月1日以降に利用休止し利用再開支援を行った場合。

期間は令和2年4月1日~令和3年3月31日までの利用再開支援

支給日は?

国保連への申請をし、最速で翌月末に支給がされる。だいだい1カ月から2ヵ月で支給される認識で大丈夫。

支給後の対応は?

支給後1ヵ月から2ヵ月半を目途に実施報告などがありますので、申請をする場合はしっかりと記録を取っておきましょう!!

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