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ママが看護師として働くために② ママである私

看護師16年目。いわゆる中堅ですが、使い物にならない未熟者な私です。

ママ歴10年。先輩ママさんには、子どもの成長はあっという間だよ〜と言われつつ、終わりの見えない戦いの中、いつの間にか陰で鬼ババと言われている、これも私です。

鬼ババの私は、決して初めから鬼だったわけでも、ババァだったわけでもなく、新米ママが小鬼ママになり鬼ママ、鬼ババへと進化してきたんです。優しくかわいいママでありたいと、本当は思ってます。でも、そんなんじゃどうにもならないことって、ありますよね!?

大音量の目覚まし時計も、スマホアラームも効果なく、引っ張ってもつねっても、スヤスヤと夢の中の息子。かわいい顔して起きない坊っちゃまを、引きずり起こすのが戦いの始まりです。

やっと起こして、着替えさせ、朝食食べさせて登校させて、ひと息つくと、リビングに1人足りません。姫さまがスヤスヤ夢の中です。少し前まで寝起きの良い子でした。いつの間にやら兄の影響を受けています。この姫は、まぁマイペース。朝食はなかなか終わらないし、洗面台では鏡の前で動かないのです。自分の顔が好きなのか、見つめすぎでしょ。

そんなことをしているうちに、私のタイムリミットが迫ってきます。朝食の食器やら、洗濯物やら、なんだかごちゃついたリビングを大慌てで片付け、お願いだから、とりあえず車に乗って〜!と叫び、姫を幼稚園に送り出します。

毎日ドタバタなんだから、ママがもっと早く起きればいいのですが、なかなか身体は言う事ききません。親子似たりよったりですね。

忘れていましたが、夫は息子の登校後に出勤です。ゴミ出しだけは、必ずやってくれます。助かります。私がどんなにドタバタしていても、彼はGoing my way ! 時間の流れが穏やかです。ひとりコーヒーを飲み、スケジュールに何やら記載したり、ソファで携帯チェックしてゴロンとする。必死に朝食を作り、夕飯に残してしまった洗い物をしている私にとって、その光景は火に油です。見ない、考えない!を心がけています。

毎日、やばい遅刻しちゃうと思いながら、小走りで出勤し、白衣に着替え、やっと気持ちが切り替わります。その頃には鬼ババのツノが引っ込んでいます。

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