見出し画像

オーケストラ本番〜彷徨いでる魂〜

寝不足で迎えた、オケの本番当日。
出来はどうだったか、気になる方いらっしゃるでしょうか?

結論からいうと…
私、やってしまいました。

***
流れに乗って、あっという間に終わった序曲。
続いて、今回のプログラムで、個人的に最も神経を使う、モーツァルトのピアノ協奏曲23番 K488。

そのコンチェルトの3楽章に入り、しばらくフルートが休みになるところ。小節数を数えているつもりで、一瞬、体から魂がさまよい出てしまったのか、その後で入るところを逃してしまいました。しかも数小節に渡って…魂が体に戻るのに時間が掛かった⁠(⁠꒪⁠꒳⁠꒪⁠)⁠

それまでは、ちょっと弱く出すぎて萎縮した音になるところもあったけど、自分のフルートの響きを感じつつ、周囲の音も聞こえていて、集中できている、と感じていたのに。

ふっと意識がどこかへ行ってしまっていたみたいで、「入りそびれた!」と焦ることすらなく、今吹くところだった…?という感じ。
入りそびれたと気付いた後は、何気なくカムバック。その後は普通に吹いた(つもり)ですが、本番中に疲れてしまって集中力が切れるって…
これは昨年9月のオケの本番と同じやつ。
またやってしまった〜

ファゴットとユニゾンの部分だったので、お客さんで気付いた方は多くないと思うけど、オケのメンバーやソリスト、指揮者は「やりやがったな」と思ったに違いなく。その後、指揮の先生とは目が合わせられませんでした(⁠´⁠°̥̥̥̥̥̥̥̥⁠ω⁠°̥̥̥̥̥̥̥̥⁠`⁠)

そんな状態で、ピアコン終了後は燃えカスのようでしたが、休憩を挟んでからのシンフォニーでは、少し回復して1stを支えられたかな。

オーケストラ全体でも、多少の傷や事故はあったけれど、お客さんには喜んでもらえたよう。
見に来てくれた家族も喜んでいました。

K488の曲をよく知る友人も見に来てくれていて、私が入りそびれたことは承知のうえで
「フルートよく響いててよかったよ!ミスしたところ、お客さんはわかってないよ〜」と言ってくれて。全体の演奏を台無しにするようなミスでなかったようだ…とその点だけは一安心。

でも本番中に、ぷっつり集中力の糸が切れてしまったのはかなりショック。
前回のオケの本番中にも、疲れてエネルギー切れになってしまったことを考えると、同じような失敗をしてしまった!と大反省。

***
今後のためにも、要因と対策をまとめておこうと思います。

まず前提として、私自身の体調とフルートの調子は悪くなかったのです。
自宅でソノリテを済ませて、落ち着いて音出しできたのも◯
朝の目覚めもばっちりで、朝ごはんをしっかり食べ、諸々の準備も予定通り。

ただ前日は早めにベッドに入ったのですが、なかなか寝付けなくて、やはり明確な自覚はないけど緊張していたのかな。
寝不足を感じずに起床したけれど、後々、寝不足が響いてきた気がする。

早めに会場到着!も良かったのですが、ホールの控え室がめちゃくちゃ寒くて!午後になっても寒くてつらかった…。
タイトなスケジュールじゃなかったので、控え室でもう少しゆったりできたらよかったな。(もし寒い時期に、同じホールで本番がある時は、入念に寒さ対策が必要と覚えておく)

そして、みっちりのゲネプロ。体が疲れるというよりは、精神的に疲れる。
モーツァルトは魔物だ。

でもまぁ、この時点ではまだ余力ありだったけど、お昼ごはんの後、少し横になりたい(寝不足だし、私は毎日食後に10〜15分くらい寝るようにしていて、それにより午後のパフォーマンスが変わるので)と思ったものの、控え室が寒くて休まらない。
そのままスタンバイの時間が来てしまいました。
そして、上半身だけ暑くて、足元は寒い舞台上。上半身の暑さで、ぼんやりが増した気もします。

本番特有の集中力もあり、ピアコンの2楽章までは悪くなかった!
その2楽章は、かなり神経を張りつめて吹いていて、3楽章に入って少し気が緩んだ途端、意識が飛んでしまったよう。その後、演奏に戻ったものの、エネルギー切れを感じる〜(;_;)

以前は、本番中は高揚感もあり、舞台上でエネルギー切れになることなんてなかったけど、やっぱり疲れやすくなってるのかなぁ。

もともと体力のある方でもないので、これまでと同じように最初から全力だと、最後まで保たないことが、やっとわかりました。

精神的な疲れも体の疲れと同じく、もっとケアが必要だな。今後はペース配分も、もっと意識していこうと思います。

しかし、せっかく途中まで良い響きで演奏できてたのに残念〜

この反省は、次に活かすぞ。(次の本番もハードですぐやってくるからな〜^^;)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?