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将来に役立たなくても、「好きなこと」をやってみていい

休職期間中一番に悩まされたのは、「暇が引き起こす自己嫌悪」でした。


私は先月半ばに適応障害を診断され、今仕事を休んでいます。休み始めてからだいたい1ヶ月間が経ちました。


休職が決まった時は、つらく自分を責めて泣くばかりの毎日から解放されて、休職期間中はさぞ心おだやかに過ごせることだろうと予想していました。


けれどそんなことはなく、仕事以外のことに苦しみました。


それが「暇が引き起こす自己嫌悪」です。


今はあることをきっかけにだいぶ楽になり、比較的おだやかに生きられていますが、ひどい時は本当に苦しみました。




私は今実家に戻って生活していますが、昼間は、私以外の家族は仕事に出ていて、妹は大学に行っています。


私には、やることがありません。


昼頃に起きて、ご飯を食べて、また寝て、ご飯を食べて、布団に入って、昼間睡眠を取りすぎたせいでなかなか寝付けないまま夜を過ごす。


私がそうしている間、1ヶ月前まで一緒に働いていた同期たちは朝早く起き、仕事に行き、仕事帰りに仲間たちと楽しく飲んで、クタクタになってぐっすり眠っています。


親には気分転換に散歩に行ったりすることを勧められましたが、散歩さえもできませんでした。


「何もできなかった」日が1日増えるごとに、それが積み重なって、私はそれを背負うことになりました。今日こそ何かして、今背負っている重荷をせめて1つでも増やさないようにと思うのに、気づけば夜になっていて、背中の重荷は増えるのです。


そんな時に始めたのがこのnoteです。


何もできずに悩んでいた時にネットサーフィンをしていて見つけた、とある適応障害を体験した人が書いた記事で、療養中は、とにかく「好きだ」と思うことを思いっきりやるのがいいと知りました。


私は自分の思っていることや、考えていることを人に話したり文章に書いたりするのが好きです。


だからこうやって、「毎日1つnoteを書く」ということだけを日課にして、生きています。


こうやって、毎日noteを書いても正直何にもなりません。書かないよりマシかもしれませんが、何かスキルアップ的なことにも繋がっているわけではないし、お金にもなりません。


けれど、これがあるから私は今、生きていけています。自分を嫌いにならずに、なんとか生きています。


このnoteで伝えたいことは「noteを書くべきだよ」ということではありません。


このnoteで伝えたいことは「好きなことをやってみる」ことのパワーの大きさです。


私には今、何もありません。休職中でほとんどお金もないし、仕事もしていないし、大した趣味があるわけでもない。1日を睡眠で溶かすような毎日を送っています。もしかしてこの病気が悪化して、仕事を失って、大変なことになるかもしれません。そういう予感もしています。


でもこんな私でも、かろうじて生きていられるのは、自分の好きなことを毎日しているからだと思います。


もう一度言いますが、私の今している好きなこと=自分の思ったことをnoteに書くということは、なんのお金にもなりません。いわゆる、生産性のないこと、将来に役に立たないことです。


けれど、それで私は今、生きている。


今もし、自分を好きになれずに苦しんでいる人がいたら、ぜひ本当に好きだと思えることをなんらかの形でやってみて欲しいと思います。


かっこいいことじゃなくても、生産性のないことでも、将来に全く役立たないことでもいいです。


「未来の自分のために」やるんじゃなくて、「今ここにいる自分のために」思い切ってやってみて欲しいと思います。

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